JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

移動耳より情報

2012-04-16 | シャック便り

[久米商船が新船を建造中]
那覇の泊港から渡名喜島を経由して久米島への航路を持っている久米商船が「フェリーなは」の老朽化に伴い新しい船を大分の臼杵造船所で建造中の模様です。新しい船は「フェリー琉球」(1200t)となり、今年7月にも就航の見込です。艤装中の風景が個人ブログに出ています。

「フェリーなは」は1982年に建造された国内ではきわめて船齢の高い船です。同型船の「ニューくめしま」(1988年建造:下の画像)もゆくゆくは置き換えられる模様です。

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なお、「ぶるーすかい」の老朽化による引退以降復活要望の多い高速船は久米島町議会の議事録によると海域の特性上揺れに強い三胴船あたりでないと就航率の確保が難しいそうで、国内で適当な三胴船の中古がないため新造になることから、検討に着手するにしても「ニューくめしま」の代替船が就航した後になるとのことです。

このほか沖縄本島近辺のフェリーでは伊江村・渡嘉敷村が今年船を新造していますので他の航路の船も含めドック入りのパターンが今までとは異なっています。本島近辺の離島に渡られる予定の方はドック入りのスケジュールを確認の上で計画を立てて下さい。

 
[九州郵船のフェリー「きずな」が就航]
九州郵船のフェリー「きずな」(1,809t)が今月就航しました。主に博多-壱岐-対馬航路に入っているようです。これに伴い1989年建造の「ニューつしま」が引退しています。

九州郵船ではボロ船と評判の悪かった「フェリーあがた」が2009年に置き換えらていますし、昨年五島方面の九州商船でもフェリーが新造されています。利用客の減少による経営環境の悪化や新造の際にバリアフリー化を求められて建造コストがかさむなどの事情があり、国内のフェリーは置き換えが進まなかったのですが、ここにきて行政の支援スキームを活用した新造が増えてきました。

コメント
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