2/5に京都府乙訓郡大山崎町(JCG 22003)天王山に移動運用に行ってきましたのでご報告します。
昨日から京都コンテストが開催されています。例年通り2日目の50/144/430に参加することとしました。場所はどうしようかと考えたのですが、こちらも例年通り乙訓郡大山崎町の天王山中腹としました。ここはアンテナが設営しやすいので便利なのです。
この数日寒くて移動運用に向かない日が続きましたが、当日は晴れておだやかになりました。それでもカイロやひざ掛けなどを用意して出発です。
JR山崎駅に到着。早速天王山に向かいましょう。
アサヒビールの大山崎山荘は休館中のようです。この大山崎山荘は現在アサヒビールの所有ですが、元をたどれば大阪にあった加賀証券の加賀正太郎さんの別荘でした。この加賀正太郎さんは様々な事業のパトロンともなっていたのですが、その相手の一人がニッカウヰスキーの竹鶴正孝さんでした。竹鶴さんはサントリーのウイスキー事業の立ち上げにも尽力しており、日本のウイスキーの父とも呼ばれる人物です。
加賀さんは死の間際にニッカウヰスキーの株をアサヒビールに譲り、大山崎の別荘も紆余曲折があったもののアサヒビールの所有となりました。山崎はサントリーだけではない深さがあります。
急な坂を上ります。途中にはオリエンテーリングのポストがあります。
いつもの展望台に到着、もう144MHz部門は始まっていますが、準備を進めましょう。50MHzは3エレ、144/430は24KGです。最近この組み合わせを使うことがめっきり減りましたねHi
[144MHz帯]
8時45分にスタートです。府内局はそう多くないみたいですね。呼び回りをしてCQを出してみます。まずまずコンスタントに呼ばれています。
ところが途中から近くに強い局が出てきました。1kHzほどしか離れておらず邪魔なのでコールが途切れたらQSYしました。ところがまた出てくる始末。どうなっているのかと思い、のんびりしてきた時に他局に話をしたら「それ○○局じゃないですか?」とのこと。どうやらその局、RITを入れたままなのか1kHz以上ずれてコールしてきているみたいです(元々この局、かなりずれた周波数で呼んでくるクセがあるのですが、さすがに1kHz以上ずれてるとねぇ)。なんてこったいです。
コールが途切れたので50MHzの用意のため切り上げましょう。
[50MHz帯]
今回50MHzはリニアを持ってきました。京都コンテストの50MHzは2時間しかないため、30Wであればいつものバッテリでまかなうことができます。リニアをつなげ10時を待ちます。
10時にスタートしましたが、反応はちらほらの状態。京都市内の局ですらSが弱いのです。おかしいなぁと思いつつも進めます。何か変なのでQRXしてコネクタの締め直しをやりました。その後は少しはコールが返ってくるようになりましたが、30W設定でも45WでもHL-45Bの出力メーターが2つくらいしか点灯しません。やっぱり変です。それでも神奈川県の局からコールがあったのでパワーは出ている模様です。パワーメーターが気になるものの、QSOできているので進めましょう。
11時を回るとコールが減ります。11時台はわずか10局でした。
[休憩]
お昼になりましたので休憩です。パンでお昼です。
食べ終えたらリニアを撤収し430MHzに出てみましょう。この間だけはのんびりですHi 周波数確保のためランニングして13時を迎えます。
[430MHz帯]
最後の430MHz帯です。430は1時間しかありません。スタートで転けると取り返しが難しいです。確保した周波数でCQを出します。
テンポよくQSOするのがコツなのでテンポを守りつつ進めます。スタート15分で16局なので割といいペースですね。このバンドでは他のバンドでQSOしたことのある局が多くなります。「ありがとうございました」と付け加えます。
30分過ぎからはコールが途切れましたのでSSBにも行ってみました。5局ほどできたので収穫がありました。最後にFMでCQを出し続けてフィニッシュです。
片づけをして撤収です。帰りに山崎駅前のパン屋さんでお土産のパンを購入しました。ここは安くて美味しいので楽しみですHi
なお、リニアが気になったので帰宅後21MHzに出てみました。パワーメーターは正常で、南鳥島の局とQSOできたのでリニアには問題ないみたいです。何だったんでしょうね。
本日は50MHzで51局、144MHzで44局、430MHzで48局の計143局でした。ありがとうございました。