私は近場の山から沖縄や福岡、伊豆諸島の離島まで様々なところからQRVしています。これはコンパクトなオールモード機であるFT-817のおかげで、「どこからでもQRV」という私のアマチュア無線でのコンセプトを支えてくれています。
このFT-817でのQRVに欠かせないのが自作した9000mAHのニッケル水素バッテリによる外部電源です。5Wを8時間以上出すことができ、数々のコンテストや離島でも成果を上げ続けてくれました。まさに縁の下の力持ちです。既に製作から4年経っていますが、目立った性能劣化もなくまだまだ使えそうです。
このバッテリにも1つだけ問題があります。FT-817用のリニアであるHL-45Bを動かすことができないのです。電圧13.2V、容量9000mAHであり、何となく動かせそうな感じなのですが、実際に動かそうとすると送信時に電圧が著しく低下し保護回路が働いてしまいます。817側のパワーを落として負担を軽くしても同じで、最もパワーの低いL1モードでようやく保護回路が働かないことがある、という程度です。
もちろん5Wでも効率のよいアンテナを使えばそれなり飛びますから問題ないのですが、7MHzではQRMでつぶされることもあり、局面によってはパワーが欲しくなります。
同様のことはFT-817をお持ちの各局も考えており、例えばいつもお世話になっているJS3OMH局やJI1RGF局はバッテリでHL-45Bを動かすことに成功されています。HL-45Bを活用しないままにしておくのも惜しいですから、何とかバッテリで動かせるようチャレンジしてみることにしました。
このまま死蔵はもったいないですよね?Hi