見もの・読みもの日記

興味をひかれた図書、Webサイト、展覧会などを紹介。

本の森を彷徨う/ジュンク堂書店

2006-08-10 23:02:44 | 街の本屋さん
○ジュンク堂書店(京都店、新宿店)

http://www.junkudo.co.jp/

 先々週、京都に行ったとき、四条通にあるジュンク堂に寄った。むかしは京都の書店といえば丸善だったが、2005年9月に閉店。以来、京都で大型書店に寄りたくなったときは、ここを贔屓にしている。

 ジュンク堂は、比較的、本好きに人気の高い書店ではないかと思う。しかし、東日本には店舗が少ない。本店は池袋だが、池袋は私の生活圏を外れているので、ほとんど行ったことがなかった。2004年、新宿に店舗ができたことに、最近、ようやく気づいて、足繁く通うようになった。

 新宿店は、新宿三越アルコットの7、8Fを占める。初めて店舗に入ったときは、書架の重厚さにびっくりした。いまどき、大学図書館だって使わないような、落ち着いた濃茶の木製書架である。しかも、大人の背丈より高い。お気に入りの書架の間に立つと、ほかのお客とか、キャッシャーとか、広告とか、余計なものが目に入らないので、実に居心地がいい。もちろん、どこかで防犯カメラは監視しているのだろうけど。

 書架の背が高いと、売り場面積あたりの収容冊数が増えるから、当然、品揃えがよくなる。上記のサイトによれば、1,100坪の売り場に常時90万冊の書籍が用意されているという。ふつうの新刊書を探すには面倒くさいだろうが、私のように、マニアックな専門書を漁ることを愉しみとしている読者にはありがたい書店である。

 先週末は、韓国近代史モノを探しに行き、『閔妃は誰に殺されたのか』と『属国と自主のあいだ』を選んで買った。シメて1万円ちょっと。そしたら、併設のカフェで使える400円の金券(コーヒー1杯分)をプレゼントされた。おお、これは嬉しい。チーズケーキをプラスして、一休みして帰った。
コメント (1)
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