「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

2023オーディオ「最終戦」

2023年12月31日 | オーディオ談義

前回からの続きです。

我が家ではいつも「オーディオ弄りは闘争だ」と思っているので、つい「戦」という言葉を使ってしまうが、機器相手に戦ってもしようがないんだけどね~(笑)。

それでは、後半戦の主だった「オーディオ弄り」を挙げてみよう。

☆ マイカコンデンサーの活躍

 

我が家のオーディオで一番気を遣っているのはもしかして「プリアンプ」なのかもしれない。もちろんスピーカーも大事だが、個別に対処するので効果が分散する、その点プリアンプは共通して使うので波及効果が高い。

で、新調したプリアンプに「マイカコンデンサー」を使用したところ、あっと驚くほどの効果があった。その時のブログを引用すると・・、

「その音の違いといえば、主に高音域に顕著な違いが見られて、通常のフィルムコンデンンサーの場合は解像力に不足はないもののやや人工的な響きで素っ気ない印象を受ける・・、で、マイカの場合はしっとりと潤いを帯びつつ、独特の光沢というか艶があってそこはかとない「色気」が漂ってくる。

それはもう年甲斐もなく「振るいつきたくなる」ほどのレベル~(笑)。

結局、50年以上オーディオに打ち込んできたが、気に入った音質の落ち着き先といえば、人間の情感に切々と訴えかけてくる「色気の有無」になるんじゃないかな~。」と、いった調子~。

今振り返ってみると、少し「逆上(のぼ)せすぎ」かかもねえ・・(恥笑)。

☆ オカルト・オーディオの展開

オーディオにおける電源対策は大元になるのでゆめゆめ怠るわけにはいかない。

ほんとうに音を良くしようと思ったら「200V電源 → 降圧トランス → 100V電源」は必須ではなかろうか。

何といってもDACやアンプに「生気」が蘇る気がするが、それにもかかわらず意外と面倒くさがる人が多いんですよねえ。もちろん「要らん世話」だけどね(笑)。

で、電源関連として仲間から教えてもらったのが「ブレーカ」と「さざれ水晶」。前者では必要悪の「ヒューズ」を使っていない「ノーヒューズ・ブレーカ」に交換し、後者では音質に悪さをする「磁界」の消去に効果あり。

ちなみに「振動」と「磁界」は目に見えないので厄介な相手である。

両者とも「ポケットマネー」程度で済む話だから、どうか騙されたつもりでトライしてみてはいかがだろうか・・。

☆ スピーカーボックスの補強

スピーカーは一般的には「ユニット」と「箱」で構成されているが、どちらが音質にとって大切かと問われたら甲乙つけがたいほどではなかろうか、といつも思う。

我が家で愛用しているグッドマン(英国)のユニットは、そもそも専用の箱が作られていないので、幸か不幸か独自に作るしかない。

で、板厚を出来るだけ薄くし「1~1.5cm」の箱を作って楽しんでいるが、ふと目に入ったネットの写真(左)に啓発されて補強を試みてみた。

  

な~に、補強といっても素人作業で細い棒をしっかり箱の内部に張り巡らしただけのこと。

しかし、たったこれだけの補強で音質が「様変わり」・・、全体的なハーモニーに「一糸乱れることなし」、スピード感など何から何まで向上して思わず小躍りした。

そして、この効果は日数がだいぶ経った今でも毎日実感している。



この「細い棒」は全体で1000円程度だったので我が家のオーディオ史上「最大最高のコスパ」を達成したことになる。メデタシ、メデタシ・・。

そして、最後は・・、

☆ DAコンバーターの新調

「レコードがいちばん音がいい」という説にまったく異論はないが、それはフォノイコ・アンプからモーター、トーンアーム、カートリッジ、さらにはレコードの盤質などが完璧に揃ったときの話だと思っている。

それには膨大な手間と莫大なお金がかかるので、その分、ほかのSPやDAC、真空管アンプなどに回した方がいい、いやけっして負け惜しみではなく、実際に他家でレコードを聴かせてもらっても優位性はいっさい感じない・・。

こういう観点から「レコ―ドには手を出さない」を堅持している。

で、もっぱら目を向けているのが「デジタル信号」を「アナログ信号」に変換する機器で、「Digital to Analog Converter」の頭文字を取って「DAC」。

現在、3台持っているがその効果は「プリアンプ」並みで、ゆめゆめおろそかにできない機器である。その中でもエースとして活躍しているのが「エルガー プラス」(英国:dCS)である。



潜水艦のソナー探知をデジタル解析していたメーカーがオーディオ業界へ進出したというわけで、もう20年以上も前の製品だが当時の販売価格は「250万円」前後で今の貨幣価値からしてもたいへんな高額商品である。

もちろんビンボー人には手も足も出ないので、中古品を10年前くらいにようやく手に入れた。

いくらデジタル業界は日進月歩といっても、さすがに「腐っても鯛」で、「豊かな音質」という点では群を抜いており、アナログっぽい音質でもある。

しかし、微細な「表現力」や「切れ味」となると、少し落ちるかなあ・・。

そのあたりを、最新のDACで補っているわけだが、評判のいい「ローム」(国産)のチップを使っている機器を仲間が購入し、実際に我が家で試聴したところ「GOOD」だったので飛びついた。



到着してから10日ほど経つが、期待を裏切らない性能で「外れ」なくて良かった(笑)。

とまあ、以上で今年のブログはお終いです。

どうか皆様、良いお年をお迎えください。

そして、来年も懲りずに相手をしてね~(笑)。



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