「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

無いものねだり

2024年06月03日 | オーディオ談義

昨日(6月2日)のこと、久しぶりに日程がマッチしたのでオーディオ仲間のYさんに来てもらった。

目的は、ただ一つ・・、Yさんが愛してやまない我が家の「AXIOM80」のホーンに取り付けた「ジョーズ」について感想を伺うこと。



なぜ命名を「ジョーズ」としたか・・、ほら、名画「ジョーズ」に出てきたシーンと似てるでしょう、怖いですねえ・・、アハハ~(笑)。



「相変わらず、まったく人のやらない変わったことをされますね~」と呟きながら興味津々で耳を澄まされたYさん、ところが・・、

「とてもいいと思います。何もつけないときに感じた2000ヘルツ当たりの気になった甲高い響きが無くなりました。大いに効果ありです、見かけはイマイチですけどね・・」

そうですか・・、と素直にうれしくなった(笑)。

何しろ、自己流の身勝手な理屈のもとに、効果をあまり期待しないまま1日がかりで取り付けた工作である・・、徒労に終わらなくて良かった。

ただし、試行錯誤のもとの理屈と ためらい に3日ほど要し、作業に1日ということで計4日というところかな~。

そもそもの動機はユニットから飛び出した音がバッフル面に当たって跳ね返る響きをうるさく感じたのでそれを少しでも和らげようという算段だった。

そこで、乱反射させてはどうかとバッフル面に突起物(紙)を張り付けようかという目論見もあったが、まあ「見かけ」としては「ジョーズ」の方がマシかな~という程度だったのが事の成り行きだ。

それからは、次から次に「You Tube」でいろんな曲目を試聴した。

クラシックではマーラー「大地の歌」(クレンペラー指揮)、ブルックナー「交響曲第8番」(チェリビダッケ指揮)、モーツァルト「交響曲第35番ハフナー」(ハイティンク指揮)といった大曲ばかりだったが、見事なもんです・・。

「ホーンの音はどうしてもきつくなりがちですが、このジョーズはデフューザーの役割をしているようですね・・、特許とは大袈裟ですが、このアイデアをしかるところに登録申請されたらいかがでしょう」と、俄然乗り気になったYさん・・。

「ハイ、何しろほとんどお金がかかっていないところがミソです。木製の植木鉢を利用したホーンに厚紙で出来た卵トレイの突起部分をくり抜いて張り付けただけですからね~」と、したり顔のブログ主。

ただしYさんが持参されたジャズのCDは明らかにイマイチで野性味というか活力や荒々しさに欠けていた。



「まるでオックスフォード出身の背広にネクタイを締めた紳士がジャズを演奏しているみたいですね」と、辛口のYさん。

「イギリスのスピーカーにジャズの再生を求めるのは、比丘尼(びくに)に陽物を求めるようなもんでしょう」と、品のない言葉が喉まで出かかったが、危うくストップ・・、言い換えると「それは無いものねだりというものでしょう」と言いたかったわけ~(笑)。

そして、この「ジョーズ」の成功にすっかり味を占めて、とんでもないアイデアが浮かんできましたぞ・・、現在大切に保管している復刻版の「AXIOM80」にも「柳の下の二匹目のどじょう」はいないかな~(笑)。

以下、続く。



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