昨日(23日)のブログ「音楽をタダで・・」は久しぶりの快ヒットだった・・、したがって朝から気分がいいです(笑)。
で、具体的に言えば・・、つい先日の「オーディオ関係の記事」が「465位」(グーブログ:318万件中)とガクンと大不評だったのが、今回は「287位」と大躍進でものすごい落差・・、「それがどうした!」と言われそうだが、やはり多くの人が興味を示してくれたことに対して素直にうれしくなる・・、もうアクセスに一喜一憂して自己満足に耽る歳でもないんだけどね~(笑)。
そこで、ふと「ユートピア」(湊かなえ著)の一節を思いだした。
「何で多くの人から認められたいなんて思うんだろうな。他人の評価が欲しくて作品に向き合っているうちは、多くの人どころか自分自身ですら心底満足できるものが作れないってことに、どうして気が付かないんだろう」
なかなか含蓄のある言葉だと思うが、やはり読者あってのブログ・・、「表向き」は素知らぬ風を装っても、「内向き」ではアクセスが気にならないと言えば嘘になりますわいなあ~(笑)。
あっ、そうそう関連して・・、何かの本に書いてあったが、プロ野球選手がヒットを何本も打って活躍したんだけど試合の方は惜しくも逆転負け・・、するとみんなの前では一様に悔しがって見せたが、家の布団の中では秘かにニンマリ・・、アハハ(笑)。
実は、人間には表向きの顔と内向きの顔があるようでして・・、音楽趣味だって同じことが言えるかもしれませんよ~。
というのも、他人様のブログを読んでいて折角高尚なことが書いてあるのに、聴かれているジャンルが冴えないと(微妙な表現になりますが・・)、ガッカリしてオーディオまで低級に思えることを何度か経験したことがある。
「音楽に貴賤は無い」と思うけどやはり・・。
オーディオシステムが人間の「身体」に該当するとすれば、それに「魂」を吹き込むのは聴いてる音楽だという考え方もまんざら外れてはいないように思える。
そこで、ブログの中ではいつも ええかっこしい を心掛けているのが実情だ(笑)。
ただし、システム調整用のテスト曲となると話は別ですよ~。
我が家の場合、テスト用として使っているのはいろいろあるが、代表的な曲目を挙げるとエンヤの「Caribbean Blue」・・、冒頭の弦(?)の深~い一撃とスーッと奥の方に広がっていくサウンドの細かな表現力と透明感を目安にまずはシステム改善の良否を判断している。
長年この曲目に耳が馴れているので、一聴しただけでおおよそシステムの欠点が分かるところが気に入っている。
それと、カーペンターズの「オンリー・イエスタデイ」の冒頭のドラムとシンバルの響き方で低音と高音のバランスを取っている。
以上は物理的特性からのアプローチだが、その次は情感的な面からのアプローチになる。
好きな音で好きな音楽を聴くといつも胸がキュンとなって独特の切なさがこみあげてくるが、そういう意味での仕上げは何といっても「歌謡曲」の節回しが適している。
琴線に触れてくるかどうかがポイントだが、「美空ひばり」の「別れの一本杉」と「思案橋ブルース」なんかは最高! 島田祐子さんも素敵~。
とまあ、以上のとおりだが、日頃モーツァルトやマーラー、ワーグナーばかり聴いているように思われているかもしれないが、内情はこの通りです。
やっぱり「表向きの顔」と「内向きの顔」は違いまっせ~(笑)。
それにしても、音響の最終調整には小さい頃からずっと馴れ親しんだ日本語の歌がいちばんいいというのも日本人たる宿命なのかなあ(笑)。
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