このところ毎日のように ああでもないこうでもない と弄り続けるスピーカーたち~。
オーディオをやってていちばん楽しいのはスピーカー周りの作業だと経験上承知していたが、これほど変化に富むとは・・(笑)。
そのそものきっかけは、長らく予備役に編入していた「AXIOM80」(復刻版)を復活させたことだった。
そして、期待に違わない大活躍~。
で、とりあえずこの画像が最終形となったが、落ち着く間もなく理想の低音を求めて実験開始。
まずは「口径20cm」のユニットが入ったスピーカをハイカット「85ヘルツ」で鳴らしてみたところ、見事に合格。
次に、口径25cmのユニットが入った大きめの箱でも試してみた。
これも悪くは無かったが低音がややボンつき気味で、オーケストラには向いてそうだが、総合力では「口径20cm」に軍配を挙げたくなるのであえなく追放。
とまあ、いろいろとスピーカー同士の優劣を判断しているとどうしても敗者が出てくるのは仕方がない。
したがって、敗者の行く先を決めてやるのも持ち主の責任である(笑)。
ところが、この「敗者復活戦」で予想外の収穫が・・、とりあえず記録しておくことにしよう。
まず、第一の収穫がこれ。
「AXIOM80」(復刻版)のせいで「冷や飯」を食う羽目になったJBLの「175ドライバー」をウェストミンスター(スーパー12:口径30cm内蔵)との2ウェイで鳴らしてみることにした。
クロスオーバーは、「スーパー12の」のハイカットを「700ヘルツ」(ムンドルフのコイル:1.8mh)、「175」のローカットを2000ヘルツに設定して聴いてみたところ、いかにも大型スピーカーらしい風格が漂ってきた。
「細かい事を ちまちま 言うな」といわんばかりのサウンドで、あらゆる音楽ソースを温かく包み込むような印象を受ける・・、想像以上に良くて思わずウットリの巻~。
次に、二番目の収穫・・。
「AXIOM80」のせいで、あえなく敗者の憂き目を見たワーフェデールの「スーパー10」。
重量級の大型マグネット(赤帯)によるハイスピード感は捨てがたいものがあって、このままだと「宝の持ち腐れ」に終わってしまう・・、何とか活用してやらないともったいない。
そこで、次の画像のように植木鉢に取り付けたまま、思い切って箱に放り込んでみた。
ただし、少しばかり「小細工」を弄(ろう)してみた。
☆ フルレンジとはいえ高音域に不足を感じたので、同じワーフェデールの「スーパー3」を載せてみた(別のアンプで駆動)。
☆ 強力なマグネットを有するユニットは比較的低音が出にくい傾向がある・・、あのローサーしかり~。そこで「PL100」(ハイカット85ヘルツ)で補完。
☆ 箱の下の方の開口部に「羽毛の吸音材」を挿しこんで、背圧を調整してみた。
そして、耳を傾けたところ・・、これは素晴らしい!
何ら欠点が見当たらない(笑)。
これら「二つの敗者復活戦」で、急に「AXIOM80」の影が薄くなってきたのはご愛敬。
まさに「主客転倒」だね、これは~、オッと「瓢箪(ひょうたん)から駒が出る」が正しいのかな~。
いずれにしても、専制君主(AXIOM80)の独裁体制は「好ましくない」のでこれでいい・・、我が家は円満で平和な民主主義体制なんだから~(笑)。