つい先日・・といってもおよそ1か月前のことだが、このブログで「書店の減少に歯止めがかからない」と投稿したことをご記憶だろうか?
「活字文化」の衰退につながるので憂慮すべきことには違いないが、さりとて具体的にその対策があるわけでもなし、手をこまねいて見守るしかないがその解答らしきものを盛り込んだ本にたまたま出会った。
本書の169頁にこういう記述があった。
「一番身近な本屋は親である。子どもの目の前で親がいかにも面白そうに本を読んでいる。何してるの? と興味を持ったその子にいかにもその子が興味を持ちそうな本を手渡す。そのうちに子も本を自ら手に取る習慣がつく。戦略通りか、無意識かはさておき、本に携わる人をみな広義の本屋とすれば、親という本屋によって本好きになった子は多いと思います。」
以上のとおりだが、卑近ながら・・、我が娘も読書狂の類に属しておりあの「カラマーゾフの兄弟」を根気よく読み上げた強者だが、父親の読書習慣あるいは「DNA」がそっくり乗り移ったとしか思えない・・、というのも家内はまったく本を読まないタイプなのでね~(笑)。
これから若いご夫婦は意識して子どもの前で本を読みましょうよ・・、ねッ。
本書には、ほかにも「薬局が本屋と併設した事例」が紹介してあった。
普段本屋に行かない人に薬局に本を置くことで 偶然の出会い を提供するというわけ。これからはこういうスタイルが広がっていくかもしれませんね。
ちなみに夢を広げて、仮に ブログ主が音楽喫茶と本屋を併設した とするならその本屋に対する戦略は・・、
まずは 1 音楽&オーディオ関係の情報コーナー 2 ミステリーコーナー 3 文芸書コーナーの大きく3つにターゲットを絞り込みます。
1については、月刊情報誌及びネットにおける「音楽&オーディオ」ブログの定評のあるものを紹介する。もちろん、このブログなんかは値しないので除外しますよ~(笑)。
2については、過去にミステリー部門で栄えある賞を受賞した本に絞って展示する。
たとえば、日本では「江戸川乱歩賞」、アメリカでは「アメリカ探偵作家クラブ賞」、イギリスでは「ゴールド・ダガー賞」といった具合で、これらに該当するだけで軽く200冊以上にはなるはず・・。
そして、文芸書・・、これも「芥川賞」「直木賞」「本屋大賞」といったところですか~。
ほかにも いい知恵 がありましたらどうかご教示くださいな~。
次に、「ゴールデン スランバー」
人気作家「伊坂幸太郎」さんの作品として世評高い「ゴールデン・スランバー」、ミステリーというよりもサスペンスかな~。
ところが・・、せっかく借りてきたのにまさかの「貸し出し期間」2週間の期限切れを迎えてしまった。
何しろ3か所の図書館から目いっぱい借りてくるし、それに執拗な「オーディオ実験」で毎日多忙を極めるし・・、まあ言い訳にはならないけどね(笑)。
止む無く、昨日(6月1日)最寄りの図書館に返却に行ったところ「表玄関」に「ただいま蔵書の整理期間中で休館します」。
しめた、これで 首の皮が一枚繋がった と小躍りしましたぞ~(笑)。
これ幸いとばかり、急いで自宅に戻って読み始めたところ、さすがに評判作だけあって面白い。現在、半分ほど読み進んだが、どうやら「仙台でパレード中の首相の殺人犯に仕立て上げられてしまい巨大な罠に嵌められた」模様・・。
ここでネットからわかりやすい「読者レヴュー」を失敬~。
「初めの2章で第三者から見た大まかな事件の内容を述べ、次の章から当事者の視点から事件の真相が明らかになっていく物語。600ページを超える超大作で、膨大な伏線がどんどん回収されていく展開で読む手が止まらなかった。濡れ衣を着せられた主人公のハラハラする逃亡劇、友達との友情、周りの人々の興味からくる優しさ、この事件を通して主人公が💮をもらえるようになる成長物語とも取れる。面白かった。」
少なくとも、蔵書の整理期間が終わる3日(月曜日)までには読み終えないとね・・。
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