「届きました、感謝!」の言葉とともに、次の画像が添付されていた。
先日、投稿した「読書コーナー」で採り上げた「先生!」に、いたく共感されて、わざわざ本書を日本から取り寄せられた「南スコットランド」在住の「ウマさん」からだった。
(記事の内容を、ひいてはブログ主を)信用していただいて「ありがとうございます」。
本の代金と日本からの送料を合わせると・・、懐の傷み具合をお察しします(笑)。
そして、次のメールでは・・。
「池上彰編「先生」の前書きに、かなり考え込んでしまいました。
先生って、人の人生を左右するかも知れない存在なんですよね。
僕は中学一年の一番最初の英語の授業で新任の先生と一悶着あり、その後、その先生の授業をほとんど一学期中ボイコットしてしまった。最初の英語の成績はもちろん零点です。今、なんでスコットランドにいるんやろ?
後年、奈良芸術短期大学で、臨時の講師をしたことがあります。秘書学概論という全然面白くない教科だったせいか、女子学生たち、階段教室で寝てましたね。
その短大は、四国や九州など西日本の、割とええとこのお嬢さんが多かったせいか、机の上にはルイ・ヴィトンがかなりありました。
で、「皆さん、テキストをしまってください。今日は、ルイ・ヴィトン少年の話をします」
そしたら、あんた、一斉に起き出すではありませんか。「この先生、なんなの?」ってな感じでしたね。
「家が貧しかったルイ・ヴィトン少年は、14歳の時、パリに奉公に行けと親に言われ、ノルマンディから歩いてパリに向かったんです。途中、お腹が空いてフラフラ…行き倒れになっちゃった。
ちょうど、倒れたところの家から出てきたおっちゃんに助けられ、馬具を作っているその家のお手伝いをすることになった。つまり、その家で、革を扱うことが、今日のルイ・ヴィトンの始まりとなったんです」…女子学生諸君、まあ、実に熱心に聴いてくれましたね。
大阪へ帰る近鉄電車には、今、授業に出ていた女子学生が3名ほどいました。彼女たちが「先生!阿倍野で、一杯やりません?」「よっしゃよっしゃ」…いとも簡単にお誘いに乗っちゃってさあ、彼女たちと阿倍野の「明治屋」へ…
はじめ「先生!」「先生!」と呼べれてたんやけど、そのうち「セ〜ンセ!」「セ〜ンセ!」になっちゃった(ような気がする)。
この「セ〜ンセ!」のあとには、カッコの中に点々が付く…「セ〜ンセ!(………)」
この点々は何か?と言うと…「セ〜ンセ!(このスケベ…)」
思わず、アハハと笑ってしまいました。
それにしても世界に冠たる「ルイ・ヴィトン」の始まりってそういうことでしたか・・。
人生というのは偶然に左右されることが結構ありますね。
「伴侶の選択」に至るいきさつなんか最たるものでしょう。
「あの日、あの時、あの場所で」の偶発性が痛切に偲ばれます。
おっと、「痛切」という言葉は拙いかなあ・・(笑)。
最後に久しぶりに「チャットGPT」の出番です。
「人生は偶然に左右されるのか、段階的に考えてみよう」と打ち込んでみたら、次のような回答が返ってきた。
以下のようなステップが考えられます。
1 遺伝的要因
人生の最初の要素として、私たちは遺伝子によって特定の身体的特徴や性格傾向を受け継ぎます。これは偶然の産物であり、自分で選ぶことはできません。遺伝的な要因は、将来の健康や感情への影響を持つことがあります。
2 出生地や家族環境
誕生する場所や家族環境もまた、偶然によって左右されます。親や周囲の環境によって、教育、価値観、文化的な影響を受けることになります。これらの要素は、将来の選択肢や機会に影響を与えるかもしれません。
3 教育と経験
偶然の要素として、私たちは学校や社会での経験を通じてさまざまな知識やスキルを身につけます。教育の質や偶然の出会いによって、将来のキャリアや人生の方向性が変わることがあります。
4 社会的要因
社会的な要因も偶然の要素となります。社会の価値観、文化、経済状況、政治状況などは、個人の人生に大きな影響を与える可能性があります。特定の時点での社会的な潮流によって、個人の成功や失敗が左右されることがあります。
5 偶発的な出来事
人生には、偶然の出来事がつきものです。偶然の出会い、災害、健康問題、経済的な変動など、予測できない出来事があります。これらの出来事は、人生の転機となることがあります。
6 選択と決定
偶然の要素は存在しますが、人生には自分で選択することができる側面もあります。選択と決定は、偶然にさらされる状況に対して、どう対処するか、自分の人生をどう方向づけるかに大きな影響を与えます。
このように、人生は偶然と選択の相互作用によって形成されます。偶然の要素は避けることができない一方で、自分の選択によって未来を形作ることもできるのです。柔軟性を持ち、自分の選択をよく考えることで、偶然に対処し、自分らしい人生を歩んでいくことが重要です。
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