とうとう我が家の「猛虎」(寅年生まれ)が柳眉を逆立てて吠えてきた。
「いったい、この二つのスピーカーをいつまで置いとくのよっ!」
「ああ、わかった、わかった・・」
去る5月下旬に我が家を訪問してくれた関東からのお客さんのため、少しでも部屋のスペースを稼ごうと、間遠になっていたスピーカーを2セット、隣の部屋(応接間)に移動させたとき、「お客さんが帰ったら元通りにするからな・・」、それからもう2か月近くにもなると、さすがに「良心の呵責」を覚えないでもない。
まあ一言でいえば、だらしがなくて狡い人間です、私は・・(笑)。
で、ひとつは二階に通じる階段の下のスペースを空けてくれたのでそこに収納し、残る一つは仕方なく再びオーディオルームへ。
そして、しばらく眺めていたらこのスピーカーには他の使い道があることを思い知った。
「リチャードアレン」(英国)の口径20cmのフルレンジだけど、「サブウーファー」として使っても面白そう~。
さっそく「コイル」をSPコードのプラス線に挿入して「100ヘルツ」(-6db/oct)でハイカット。
このところ「日の出の勢い」で存在感を増すばかりの植木鉢に容れた「TRIAXIOM」(グッドマン)を載せてみたのがこの画像。
見ただけで「いい音」が出そうだとは思いませんかね(笑)。
で、あてがったアンプはサブウーファーには「EL34プッシュプル」、「TRIAXIOM」には「6AR6シングル」で決着をみた。
小口径のユニットをウーファーに使うときはことのほかパワーが要ることに気づいたのはご愛敬。
そして、結果は期待に違わず素晴らしい音!(笑)
我が家では「ベスト3」に入るといっていいぐらいで、改めて「TRIAXIOM」の「音楽的な佇まい」に惚れ惚れした。
ん、「音楽的な佇まい」って?
ほんとうにクラシック音楽を愛好する人にはわかりますよね・・。音楽の世界には言葉では表現できないことが多々あるが、これもその一つ。
おっと、また偉そうに‥(笑)。
そして、もうひとつ・・、口径20cmのユニットの低音は実に反応が早くて、植木鉢に容れた「TRIAXIOM 」(後面開放)のスピードとほぼ一致するのもうれしい悲鳴。
折しも・・、アヴァンギャルドのSPがオークションに出品されていた。
落札価格は113万円だったが、下部がウーファーで上部がホーンだが、そのホーン部分が「TRIAXIOM」だと思えば話が早い。
負けず劣らずの音がするはずだ(笑)。
これこそ「怪我の功名」だね~。
もちろん、意味はご存じの方も多いと思うが・・、「過失が思いがけなく良い結果を生むこと、また、何気なしにやったことが偶然に好結果を得ること」(広辞苑)とある。
つまり「猛虎」が叫ばないと、こういう結果は生まれなかったのだからまさにご愛敬~(笑)。
そして、本日(13日)、遠路はるばるオーディオ愛好家がお見えになるのでご感想を聞かせてもらうのが楽しみ~。
「どうです、いい音でしょうが・・」と、押し付けがましいことは口が裂けても言わないつもりで~す(笑)。
それにつけても我が家の「オーディオ・スタイル」がようやく定まってきたのは喜ばしい限り。
さて、そのスタイルとは・・。
以下、続く。
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