この「コロナ禍」で県外移動が顰蹙を買う中、連休を利用して娘が久しぶりに帰省した。東京とか大阪などの大都会からではないのでまあいいことにしましょう(笑)。
1週間ほどの休暇だったので、この際とばかりパソコンにまつわる懸案事項をいろいろ処理してもらった。
✰ ヤフーBBのサービス終了手続き
半月ほど前にこういう封書が配達された。パソコンが苦手の高齢者にとって嫌も応もなく「現状変更します」が一番困るんですよねえ(笑)。
「移行手続き」なんて面倒の極みだし操作がサッパリ分からないので、これ幸いとばかり娘に手続きをしてもらったところ、他社にうまく乗り換えることができた。その結果、毎月「1380円」の節約ができるようになったのはうれしい限り、バンザ~イ!
✰ コロナワクチンの接種券
10日ほど前にワクチンの接種券が届き、4月28日(水)から「インターネット」と「電話」のいずれかを使った予約申し込みが始まった。
どうせ電話は殺到するだろうからと、初日から「インター・・」で申し込んだところどうしても繋がらない。娘にやらせてみても繋がらないので、今度は娘のスマホで予約してみたところ、無事繋がった。
我が家のパソコンはちょっとおかしい(笑)。
それはいいとして、想像以上に予約が殺到しているみたいで「かかりつけ医」での接種は満杯でアウト、結局縁もゆかりもない開業医さんのところで予約が取れた。それも5月末日に近い日だった。
その話を近所の家内の散歩仲間(高齢者)が知るところとなり、翌日になって娘が手続きの加勢に行ったところもうすでに「第一次予約」は終了で、「第二次予約」は5月中旬からとのこと。
たった1日の差で、間一髪間に合ったことになる。ラッキー!
それにしても我が地区内の高齢者たちはパソコンが苦手な人ばかりで、電話で予約するも全然繋がらないと一様に嘆いていた。結局、ほとんど全員が子供を頼りにしたネット予約だった。
もう少し、電話の受付人員を増やしてくれまいかと地区の市会議員さんを通じて当局に申し入れたところ、何せ高齢者ばかりなので物わかりは悪いし、話はくどいしで一人当たりにかかる時間が長すぎて困っているとのこと。
受け付けする係りの方のご苦労が目に浮かぶようですね(笑)。
✰ ミステリーの新作
「まだ読んでないけど貸してあげる」と、渡してくれたのがミステリー「その裁きは死」(アンソニー・ホロヴィッツ)。
ホロヴィッツといえば、「カササギ殺人事件」「メインテーマは殺人」と続いて海外のランキング1位を占めているベストセラー作家。両方とも読破したが期待に違わぬ面白さだった。
NHKのBSプレミアムでは「名探偵ポアロ」シリーズを放映しているが、終幕に出てくる画面の「脚本」の名前が「アンソニー・ホロヴィッツ」になっていたので、脚本家としても八面六臂の活躍中だ。
この「その裁きは死」も直近の2020年でも海外ランキングで堂々と1位を占めている。
締め切りがかかっている図書館の本が済んだらさっそく読もう。ちなみに、ネットで公開されている「読者レヴュー」を紹介させてもらうと、
「シャーロックホームズ作品へのリスペクト」「奇人変人ぞろいの登場人物」「科学捜査は否定」「全員必ず皮肉屋で嘘つき」「過去からの因縁」「ロンドンの街並み」「田舎の風景」「限られた範囲で限定される容疑者(流しの犯行なし)」「謎のメッセージ」「時間の錯誤」「人物の罠」そして「偶然」などなど過去から脈々と続く「英国古典派ミステリー」を見事に継承しています。
作者がたいへん饒舌で心理描写も細かいのですが、後から考えると「なるほどね!」になります。
そしてこれもお約束ですが「いちばん怪しい容疑者は犯人ではない」ですが、なんと本作品では「次の容疑者も違う」「その次も」を繰り返してやっと犯人にたどり着く、という魅力ある展開が繰り広げられます。なかなか外出もままならないご時勢なので、冬の休日にじっくり楽しむことができました。
以上のとおりだが、今回非常に活躍してくれた娘も今日(5日)の午前9時の電車で帰っていく。
また味気ない老夫婦だけになる、淋しいなあ・・(笑)。