「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

システムの大幅な入れ替え~第3弾~

2021年05月20日 | オーディオ談義

一つのシステムのどれかを弄るとまるで「玉突き衝突」のように他のシステムに波及していく。

5月の初旬から始まったシステムの入れ替えがどうにか収まりつつある。

その経過を「第1弾」(5月8日付)、「第2弾」(5月16日付)と搭載したが、続いて今回は「第3弾」といこう。

今回の一連の騒動でこれまで「4つのシステム」だったのが幸か不幸か「5つ」に増えてしまった。

いい歳をして縮小するのならともかく、ますます増えるんだから「いい加減にしろ!」と外野席から声が飛んできそうだ(笑)。

勝手気ままの際限のない広がり様だが、本人が自己満足していればそれでいい世界だし、誰にも迷惑をかけていないつもり~。

というわけで、新たに誕生した5番目のシステムに言及してみよう。

JBLの「LE8T」(初期版:16Ω、口径20センチ)を外して空き家状態になっていたエンクロージャーだが、ベテラン(知人)が作った本格的なツクリなので、遊ばせておくのは実にもったいない。

そこで、これまで「AXIOM80」(オリジナル版)の低音域用に使っていた英国製の「ニューゴールデン8」(リチャード・アレン)を容れてみることにした。



寸法が「LE8T」と同じ口径20センチなので、まるで誂えたようにピタリとハマったのには感激したが、バッフルのブルーとユニットの赤の縁取り、そしてツィーター・バッフルの緑の3色の取り合わせがカラフルで映えてると思いませんかね!(笑)

このユニットは英国製だけあって明らかにクラシック向きの音だが、フルレンジとはいえ少し高音域が物足りなかったのでワーフェデールの「スーパー3」(赤帯マグネット)を付け足してみた。

加齢のせいで高音域の聴き取りが劣化しているのにもかかわらず、やたらに(高音域が)気になるのは理屈からいってどうもおかしいけど仕方がない(笑)。

ちなみに、高音域を担当するツィーターは、低音域と同様にサウンドの命運を握っており、透明感に大いに寄与しているのでゆめゆめおろそかにできない代物であり、これまでいろいろと収集してきた。



右側の上から「175ドライバー」(JBL)、ジェンセンの「フォノリック型」、デッカのリボンツイーター、左側の上からワーフェデールの「スーパー3」(赤帯マグネット)、そして同じワーフェデールの大型マグネット付きのツィーター、これに常用している「075」(削り出しステンレスホーン付き)が加わる。

今回はこの中から「スーパー3」を使ってみることにした。

振り向ける真空管アンプはリチャード・アレンに「PX25シングル」を、「スーパー3」には「6098(6AR6)シングル」を充てた。

ワクワクしながら音出しすると、家庭で音楽を聴くのならこれで十分という鳴りっぷりで、口径20センチのユニットが持つ、音のスピード感やバランスはやはり捨て難いものがありますな。

また、「スーパー3」はコーン型ツィーターなのにシンバルの響きと透明感は格別で、金属製の「ダイヤフラム+ホーン」にいっさい引けを取らず、思わずうれしくなった。艶やかな弦楽器はお手の物なので万能ですね、これは。

これも駆動するアンプを専用にしているおかげかな。

これで我が家では5つのシステムが勢ぞろいしたが、一つ一つに独特の個性があってまるで5人の子供みたい。

まず、長男が豪快そのものでクラシックもジャズも何でもござれの「ウェストミンスター」(改)、次男が緻密なサウンドを誇る「AXIOM150マークⅡ」、三男がやや控え気味な「スーパー10」(ワーフェデール)、四男が前述の伸び伸びとして屈託のない「リチャード・アレン」、そして末っ子がやんちゃで"じゃじゃ馬”振りを発揮する「AXIOM80」(オリジナル版)といったところかな。

毎日が5人の子供に取り囲まれて賑やかで、まるで「酒と薔薇の日々」みたいですね~(笑)。



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