柄目木庵

良寛さまに思いをよせながら。

福島潟へ

2012年01月28日 | フォトギャラリー
 この記事は前回の続きです。
この日(19日)は、とてもお天気がよく、開放感一杯で思う存分あちこちへと出かけていました。

 そうなんです。阿賀野市の「白鳥の瓢湖」から、新潟市北区「福島潟」へとやってきていました。
まず、「ビュー福島潟」で「竹内敏信新春写真展・山河照抄」で数々の作品を鑑賞しました。
さすがというか、やはりすごい!選び抜かれた日本の風景の作品群には圧倒されます。ただただ憧れるだけでした。

 「ビュー福島潟」の屋上展望台から、春と冬の混在する「福島潟」を撮って見ました。




 真っ白な雪原(実は田んぼ)に遠くポツポツと見えるのは、「白鳥たちとオオヒシクイたち」でした。
気持ち良さそうに休息中なのでしょうか。300mmの望遠で一杯に引いてみても、点々にしか見えませんでした。


 とても静かなこの時期この時間の「福島潟」の風情が好きです。




 この後、私は新潟市中央区の「新潟市立美術館」に移動しました。
それは「新春三大美術展」のひとつ「川端康成・東山魁夷コレクション展」を見るためでした。

 二人の巨匠が、芸術のジャンルを超えて親交を結んでいたようです。それぞれのコレクションを一堂に集めての
展示会でした。
大きなパネル2枚に展示されていた「川端康成のノーベル文学賞受賞記念講演」の文面がありました。
その感性のすばらしさ、美しさに、しばし動くことができませんでした。
また東山魁夷の作品「緑影」は、湖面とそこに映る樹木たち、どこまでも蒼く、引き込まれてしまいそうな「蒼」なのです。
たしか、私はこんな情景を何度も写真に撮ったはずでした。遠く及ばないことにため息が出ました。

 このように、この日はまたとないような「至福のとき」をもてたのでした。