2025.04.16苫小牧民報
苫小牧市はアイヌ民族への市民理解促進に向け、新たなアイヌ施策推進地域計画(2025~29年度)を策定した。25年度は、11月にニュージーランド・ネーピア市で開催予定の苫小牧市との姉妹都市締結45周年記念式典でアイヌ文化を紹介する。アイスホッケーアジアリーグのレッドイーグルス北海道と連携し、アイヌ文様入り限定ユニホームを着用した冠協賛試合も行う。
限定ユニホームでイベントに参加する相木隼斗選手(左)=2024年2月
同計画は▽文化振興▽地域・産業振興▽コミュニティー活動支援―を3本柱とし、5年間の事業費は1億550万円。前計画(20~24年度)の当初予算比で8760万円を増額した。事業費の8割に内閣府の交付金を活用でき、同市の初年度分の事業費3380万円のうち2700万円が国から補助される見通し。
ネーピア市には11月後半に市民訪問団を派遣し、アイヌの団体の協力を得て記念式典でアイヌ民族の踊りや歌を披露。現地の先住民マオリ族とも交流する。
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