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原民会主任委員がパラオ独立30周年記念活動に出席、博物館での協力も

2024-10-05 | 先住民族関連

台湾トゥデイ 2024/10/04 

原住民族委員会(原民会)の曽智勇主任委員が1日、総統特使としてパラオ共和国の独立30周年記念活動に参加。2日には同国の国立博物館に「台湾文化コーナー」(写真)を開設した。(原住民族委員会サイトより)

先住民族行政を管轄する省庁・原住民族委員会(原民会)の曽智勇(パイワン語の氏名はLjaucu・Zingrur)主任委員(大臣に相当)が1日、頼清徳総統の特使としてパラオ共和国の独立30周年記念活動に参加、米国、日本、オーストラリア、ニュージーランドなど30カ国の代表らと共にパラオの首都・マルキョクで行われた祝賀式典及び「パラオカーニバル」開幕セレモニーに出席した。祝賀式典で曽主任委員は頼総統による賀詞を代読、パラオの台湾に対する厚遇ぶりと両国の強固な外交関係が示された。

曽主任委員は9月29日にはパラオのスランゲル・S・ウィップス・ジュニア大統領を表敬訪問し、頼総統の代理として心からの祝意を伝えた。また、黎倩儀駐パラオ大使は林佳龍外交部長(=外務大臣)からの祝い状をグスタフ・アイタロー国務大臣に手渡した。

原住民族委員会は2日、パラオ政府ならびにパラオ国立博物館と共に「パラオ国立博物館台湾文化展示コーナー」のオープニングセレモニーを開催。同コーナーは2019年3月から設けられていた「台湾先住民族工芸文化特別展」をリニューアルしたもの。セレモニーには原住民族委員会の曽主任委員のほか、パラオのNgiraibelas Tmetuchl人的資源・文化・観光・開発大臣、マーシャル諸島のJess Gasper Jr.文化・内政大臣、パラオ国立博物館理事会のBernie T. Keldermans理事長及びOlympia E. Morei-Remengesau館長、原住民族委員会原住民族文化発展センターの邱黄肇崇主任らが出席した。

曽主任委員は5年前に原住民族委員会原住民族文化発展センターと共にパラオを訪れ、「二者間文化協力協定」を締結すると共に「台湾先住民族工芸文化特別展」を設置し、パラオを訪れる観光客に台湾について知ってもらえるようにすると共に台湾とパラオとの博物館提携の基礎を築いた。今回はパラオ独立30周年を祝い、同特別展を全面リニューアル、オーストロネシア語族文化のつながりを展示の柱にして、原住民族委員会がパラオに贈る「誕生日プレゼント」とした。

パラオ国立博物館のOlympia館長は、博物館を訪れる旅行者は博物館内に「台湾先住民族工芸文化特別展」があることを不思議がったが、その都度、台湾の先住民族とパラオの人々が文化や伝統を共有していることを紹介してきたと説明。Olympia館長はまた、パラオの学生たちに「台湾文化展示コーナー」を見学させ、これら若者のオーストロネシア語族文化に対する理解を深めると共に、文化保存の重要性を次世代の人々に伝えていく考えを示した。

 https://jp.taiwantoday.tw/news.php?unit=149&post=259653&unitname=ニュース-政治&postname=原民会主任委員がパラオ独立30周年記念活動に出席、博物館での協力も

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