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八木先生の覚え書き/58 医学・科学の戦争責任は 731部隊と遺骨問題 /京都

2018-12-16 | アイヌ民族関連
会員限定有料記事 毎日新聞2018年12月15日 地方版
 戦争が科学を変え、科学が戦争を変える--、このことはナチス医学の人体実験、この国の関東軍731部隊(関東軍防疫給水部)による人体実験や細菌戦の実施および準備などによっても明らかです。
 筆者の手元に、全日本医学生連合がその結成20周年を記念して出版した『細菌戦用兵器ノ準備及ビ使用ノ廉(かど)デ起訴サレタ元日本軍軍人ノ事件ニ關(かん)スル公判書類』(1973年刊、原本は50年、モスクワ国立政治図書出版所)があります。これは49年、ハバロフスクで行なわれた沿海州軍管区軍事裁判(ハバロフスク裁判)の記録です。そこでは医学者である加害者が、身の毛もよだつような非常におぞましい行為を医学の名のもとに実施したことを赤裸々に証言していました。ここではその中から川島清氏(軍医少将、731部隊製造部長)の供述の一部を引用します(原文はカタカナ)。
 「第731部隊に於(おい)ては、生きた人間に対してあらゆる殺人細菌の効力の実験が広範に行なわれ、是…
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https://mainichi.jp/articles/20181215/ddl/k26/070/466000c
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