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<いのちのメッセージ>誕生祝い 対談や音楽、贈りものに感謝

2024-09-01 | アイヌ民族関連

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北海道新聞2024年8月31日 4:00

<年の差41歳> 左は4月から奈井江町の副町長を務める、辻脇泰弘さんです。祖母の代から当院の患者さんで、若い頃からよく知っています。私は98歳になりました。辻脇さんは57歳だそうです。若いですね、41歳も違うのですね=7月撮影

 8月25日は私の誕生日。1926年生まれだから、ようやく98歳にたどりついたことになる。

 亡き父も母も、幼いころから病弱だった私の長寿にさぞかし驚いているだろう。その両親をさらにびっくりさせる、私にも想像がつかなかった、大きな誕生祝いをこの10日にいただいた。

 贈りものの名は、「方波見康雄著『医療とは何か』出版記念講演会」。受け取った場所は、北海道大学学術交流会館(札幌)だった。

 講演の聴き手を兼ねた立会人は、全道からご参加の「いのちのメッセージ」の読者と一般市民の方々だ。遠く根室から駆けつけた方もいた。

 贈りものを綿密かつ誠実に検討し私にくださったのは、主催者である、札幌のNPO法人ホスピスのこころ研究所(前野宏代表=緩和ケア医)。後援者である、札幌の音楽家グループ「歌の翼隊」(中山ヒサ子代表=ピアニスト)や、著書を出版してくださった東京の藤原書店(藤原良雄社主)など、関係者のみなさんであった。

 藤原書店について紹介しておこう。創業は1989年、創業者は現社主の藤原さん。社長ではなく社主と公称するあたりが彼の人柄を物語っている。簡潔な文章の書き手でもあるが、そのしめくくりの名はいつも「拙」というのも面白い。

 同社は、歴史や思想、文芸、芸術、音楽などの出版が多い。17世紀に設立されたフランスで最も権威のある学術団体アカデミー・フランセーズ「フランス語フランス文学顕揚賞」を2018年に受賞している。

 彼は、今回の講演会に出席する際、社内会議のため予約した航空機に乗り遅れ、東京から新幹線などを乗り継いで札幌にいらっしゃった。折からお盆休みの時期、座席を取れず立ちっぱなしだったとは一言も語らず、秘書の方から耳にした。

 「拙さん」は、私の講演の後、贈りものの一つである私との「対談」を引き受けてくださった。

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(方波見康雄=かたばみ・やすお、方波見医院医師=空知管内奈井江町)

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1056952/

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