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苫駒大と仏教会が連携、市内の住職が講義、生涯学習に力

2015-07-07 | アイヌ民族関連
苫小牧民報 (2015年 7/3)

苫小牧仏教会の出雲路会長(右)と末澤隆信事務局長
 苫小牧駒沢大学(佐久間賢祐学長)は、大学を苫小牧の生涯学習拠点の一つに位置付けた教育活動を本格的に進める方針だ。2016年度春から苫小牧仏教会(出雲路英淳会長)の協力を得て、市内の寺院の住職が講師を担い、市民も受講できる特別講座を開くことを決定。これを皮切りに、地域と連携した講座の充実に努め、市民により開かれた大学づくりに取り組む考えだ。
 同大学ではこれまでにも市職員や新聞社の社員、アイヌ文化団体の関係者が特別講座を行ってきた。従来以上にさまざまな団体などに授業運営に関わってもらうことで、市民が学びを深められる生涯学習拠点としての定着を目指すという。
 今回の苫小牧仏教会との連携は、入学者減少など大学運営が厳しい状況にある中、大学支援を検討する同会の動きを佐久間学長が知ったのがきっかけ。今月12日に市内で開かれた同会の総会で学長が直接協力を呼び掛け、実現が決まった。
 同会は市内17の寺院が所属し、国内の主要な法華、浄土宗、真言宗、禅宗の4宗派を網羅している。同大では2年生以降が受講する「日本仏教史」(全15回)など仏教を宗派別に学ぶ授業があるため、各寺院の住職がゲスト講師として各宗派について講義するという、宗派を超えたユニークな講座の展開を考えている。
 詳細はまだ未定だが、来年4月から7月までの前期での実施を決定。学生だけではなく、一般市民にも市民聴講生として受講を呼び掛ける。
 出雲路会長は「同じ仏教系の大学ということで、何か支援できることはないかと考えていた。この取り組みが一般市民の方に、より大学を知って足を運んでもらうきっかけになれば」と話す。
 今回の連携について同大学は、生涯学習拠点としての大学づくりを目指す第1弾の重要な取り組みとして位置付ける。大学図書館や設備は市民も利用できるようにしているが、周知は進んでおらず、佐久間学長は「大学は、敷居が何となく高いという印象があるかもしれない。市民に支えられている『市民立大学』として垣根を低くし、市民との接点を厚くし、年配の方たちにも大学で学びたいと感じていただく一つのきっかけになれば」と期待。「市民が受講しやすい工夫も考えていきたい」としている。
http://www.tomamin.co.jp/20150727443
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