北海道新聞 2025年5月22日 19:46
アイヌ民族の首飾りのガラス玉(右下)も研究する高橋美鈴学芸員
【余市】余市水産博物館学芸員で、町教委社会教育課文化財係長の高橋美鈴さん(38)に、北海道考古学会から本年度の学会奨励賞が贈られることが決まった。道内遺跡から出土するガラス玉を科学分析する研究が評価され、高橋さんは「今後の励みになる」と喜ぶ。授賞式は31日、北大総合博物館で行われる。
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古来、ガラス玉は装飾品などとして希少価値があった。材質の成分分析や製作技法、時代などを総合すると、各地のガラス玉がグループ分けでき、その変遷をたどることができるとされる。・・・・・