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自分のルーツを知る特別展「古代DNA-日本人のきた道-」 国立科学博物館

2025-03-30 | アイヌ民族関連

 

Impress Watch 2025年3月29日 10:00 河原塚 英信

東京・上野の国立科学博物館で、特別展「古代DNA-日本人のきた道-」が3月15日から始まった。同展は、旧石器時代からおおむね古墳時代までの、日本列島で暮らした人たちの軌跡を浮き彫りにする展覧会だ。

なお展示会場は、映像展示など一部を除き撮影可能。以下は、主催者の撮影許可を得たうえで掲載している。

展覧会名:特別展「古代DNA-日本人のきた道-」

会場:国立科学博物館
会期:3月15日(土)~6月15日(日)
入場料:一般・大学生2,100円、小中高生600円

27,000年前に暮らしていた最古の日本人

国立科学博物館の篠田謙一館長は「日本人の起源や日本人の文化を説明する展覧会や展示はこれまでもありました。けれど、実際にどういう人がどういう文化を作ったのかを、展覧会として表現しきれていませんでした」と語る。

それを可能にしたのが、例えば古人骨から採取したDNAの解析。1980年代に、古人骨にもごく僅かだが、DNAが残っていることが明らかになった。その後の20年間、母親から受け継がれるミトコンドアのDNAが分析されていたが、2006年には「次世代シークエンサ」と呼ばれる、画期的なDNA解析機器が実用化された。核DNAの分析が可能になり、莫大な情報を得られるようになったのだ。

前述の篠田館長は、分子人類学者。まさに古人骨のDNA解析などを行ない、人類誕生から日本人の起源などを研究してきた人だ。そんな篠田館長は「この十数年間の歴史の蓄積により、日本人がどうやって出来てきたかを、正確に把握できるようになった」という。

例えば考古学の観点からは、ホモ・サピエンス……つまり人が最初に日本列島に到達したのは、およそ4万年前のことだとされている。だが、当時の遺物が残されていないため、その実態は謎に包まれていた。

そんな状況が変わったのが、2008年のこと。沖縄県石垣島の白保竿根田原洞穴遺跡で発見された(白保人の)人骨は、放射性炭素測定法により旧石器時代の27,000年前のものだと明らかになった。さらに近年のDNA分析により核ゲノム情報も明らかになり、この白保人のDNAの一部は、東南アジアから東アジア、とくに日本人に伝えられていることが判明したのだ。

沖縄県石垣島の白保竿根田原洞穴遺跡での発掘の様子

その白保人たちの人骨の1つ《白保竿根田原洞穴遺跡4号人骨》と、骨から推定復元された《復顔》が、特別展のはじめに展示されている。

・・・・・・

https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/2002147.html

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