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アイヌ協会、伝統儀式「ペッカムイノミ」 サケの恵みに感謝【白老】

2020-09-09 | アイヌ民族関連
室蘭民報 2020.09.08
ウヨロ川河口で行われたペッカムイノミ
 白老アイヌ協会(山丸和幸理事長)のサケ漁の恵みに感謝する儀礼「ペッカムイノミ」が7日、ウヨロ川河口で行われ、関係者がサケの豊漁を祈った。
 ペッカムイノミ(新しいサケを迎える儀式)は、サケ漁の前に、アイヌ民族が漁の安全と豊漁を祈って行う伝統儀礼。旧アイヌ民族博物館では毎年実施してきたが、同協会としては2008年(平成20年)以来2回目の開催。
 儀式には16人が参加。新井田幹夫さんが祭主を務めた。会場には、ヌサ(祭壇)にトマリオルンカムイ(船着き場の神)、チワシコロカムイ(波立ちの神)、ペテトクンカムイ(水源の神)、ペップトゥンカムイ(河口の神)、ケマコシネカムイ(キツネの神)の5神が祭られ、それぞれの神に海の平穏やサケの豊漁などを祈っていた。
 山丸理事長は「これからも協会が中心となって儀式を行い、白老のアイヌ文化を守っていきたい」とあいさつした。来年からはペッカムイノミの後に、今年は新型コロナウイルスの影響で中止になったチェプ祭が行われる予定。
 ※「チワシコロカムイ」の「シ」と「ロ」は小文字
http://www.hokkaido-nl.jp/article/18791
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