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ウイルタ北島さん 網走で墓参 サハリン・ポロナイスク在住 刺しゅうサークル会員と交流

2024-09-11 | 先住民族関連

田子由紀 有料記事

北海道新聞2024年9月10日 18:05

北川家の墓の前で手を合わせる北島リューバさん

 【網走】サハリン(樺太)の残留邦人やその家族らの一時帰国事業で、先住民族ウイルタの北島リューバさん(78)=ポロナイスク在住=が8日、卯原内墓園にある親戚の北川家の墓を訪れるとともに、道立北方民族博物館(網走)でウイルタ刺しゅうサークル「フレップ会」の会員と交流した。

 北島さんはウイルタの故ダーヒンニェニ・ゲンダーヌ(北川源太郎)さんの親戚。ゲンダーヌさんは網走市で1978年に開館した私設民族資料館「ジャッカ・ドフニ」の初代館長だった。2012年に閉館し、資料は道立北方民族博物館に引き継がれた。一時帰国事業に合わせ、北島さんがフレップ会との交流を希望して実現した。

 北川家の墓で北島さんは手を合わせ、故人をしのんだ。ゲンダーヌさんの義妹でウイルタ文化の伝承者である故北川アイ子さんと親交が深く、「彼女はウイルタ文化を残そうと努力された」と話した。

 その後、同博物館に場所を移し、ジャッカ・ドフニの案内人だった川村信子さん(77)とフレップ会の会員6人と交流。川村さんはアイ子さんを通じて知り合いの北島さんと抱き合い、「リューバが元気で良かった」と話した。

 北島さんは自ら仕立て、刺しゅうしたウイルタの民族衣装を博物館に贈った。フレップ会会員6人と刺しゅうの話で盛り上がった。

 一行は4~10日の日程で来日した。

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1061042/

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