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来月新装ミュージアムえさし オホーツク文化期の重文など展示倍増

2016-04-09 | アイヌ民族関連
北海道新聞 04/09 07:00

国の重要文化財などが並ぶ埋蔵文化財コーナー
 【枝幸】来月1日にリニューアルオープンする町の郷土資料館「オホーツクミュージアムえさし」で、館内に設ける3コーナーのうち、メインとなる埋蔵文化財コーナーがほぼ完成した。展示品はこれまでの約2倍の750点。オホーツク文化期(5~9世紀)の国の重要文化財(重文)などを展示し、枝幸の旧石器時代からアイヌ文化までの歩みを詳しく紹介する。
 ミュージアムは全体の常設展スペースを以前の435平方メートルから2倍以上の1100平方メートルに拡大。元のスペースすべてを埋蔵文化財コーナーに充てた。このほか、自然、歴史の2コーナーを設ける。
 目玉は町内の目梨泊遺跡から出土したオホーツク文化期の土器や金属製の蕨手刀(わらびてとう)、青銅製の帯飾(おびかざり)などの重文。所蔵する319点のうち、204点を展示する。保護のため、免震台や外気の影響を受けない密閉型のケースを導入した。以前からある竪穴住居はそのまま活用し、家族の人型のパネルを置いて暮らしぶりを再現した。
 新たに、歌登地区で発掘された旧石器時代(1万5千年前~1万年前)の石刃(せきじん)や皮をなめす黒曜石の削器(さっき)、19世紀までのアイヌ文化の道具なども展示。各時代の流れが分かるよう、説明文のパネルを増やした。
 同コーナーは道北初の埋蔵文化財センターとして、文化財保護や情報発信の拠点となる。
 また、自然コーナーは全長7メートルのシャチの骨格標本や、太古の哺乳類デスモスチルスの全身骨格複製などを設置。歴史コーナーは明治期以降、枝幸で使われた生活道具などを展示する。リニューアルオープン後は入場無料となる。(立木大造)
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/area/dohoku/1-0257151.html
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