中央社フォーカス台湾 2014/07/19 13:29【観光】
(嘉義 19日 中央社)台湾南部・嘉義県の阿里山郷で18日、科子林橋が開通。台風災害の復旧がひと段落したことを示すとともに、整った美しい形の橋が地元のシンボルとなりそうだ。
この日の開通式では張花冠・嘉義県長、陳明利・阿里山郷長など関係者を招いてテープカットが行われ、台湾南部で深刻な被害をもたらした2009年8月の台風8号(モーラコット)による災害の復旧が段階的に終了へ向かいつつあることを示した。
科子林橋は阿里山の原住民族(先住民)ツォウ族が村落を出入りする際に通る地域の重要交通路、嘉155線に位置する。本来架かっていた橋は2009年の台風水害で流され、災害直後、嘉義県では仮設道路の建設など応急的な措置で地元の通行を何とか維持。しかし、この道路も2011年7月の大雨で寸断された。
このため同県では予算を確保した上で元の橋があった場所より下流に新たな橋を建設することに。この一帯は山間部の遠隔地で機材の運搬が難しく工事が難航したものの、ツォウ族など地元住民らの協力もあり、1年余りを経て先月中旬にようやく科子林橋が竣工した。この橋の完成により、村落の外部への交通問題が解決するだけでなく、その美しいフォルムが阿里山地方の新しいランドマークとなりそうだ。
(黄国芳/編集:谷口一康)
http://japan.cna.com.tw/news/atra/201407190002.aspx
(嘉義 19日 中央社)台湾南部・嘉義県の阿里山郷で18日、科子林橋が開通。台風災害の復旧がひと段落したことを示すとともに、整った美しい形の橋が地元のシンボルとなりそうだ。
この日の開通式では張花冠・嘉義県長、陳明利・阿里山郷長など関係者を招いてテープカットが行われ、台湾南部で深刻な被害をもたらした2009年8月の台風8号(モーラコット)による災害の復旧が段階的に終了へ向かいつつあることを示した。
科子林橋は阿里山の原住民族(先住民)ツォウ族が村落を出入りする際に通る地域の重要交通路、嘉155線に位置する。本来架かっていた橋は2009年の台風水害で流され、災害直後、嘉義県では仮設道路の建設など応急的な措置で地元の通行を何とか維持。しかし、この道路も2011年7月の大雨で寸断された。
このため同県では予算を確保した上で元の橋があった場所より下流に新たな橋を建設することに。この一帯は山間部の遠隔地で機材の運搬が難しく工事が難航したものの、ツォウ族など地元住民らの協力もあり、1年余りを経て先月中旬にようやく科子林橋が竣工した。この橋の完成により、村落の外部への交通問題が解決するだけでなく、その美しいフォルムが阿里山地方の新しいランドマークとなりそうだ。
(黄国芳/編集:谷口一康)
http://japan.cna.com.tw/news/atra/201407190002.aspx