本庄彩芳 会員限定記事
北海道新聞 2025年4月12日 0:49
大阪・関西万博が13日、大阪市の人工島「夢洲(ゆめしま)」をメイン会場に開幕する。「空飛ぶクルマ」やアンドロイドなどの最先端技術が並ぶ会場では期間中、北海道内の団体や自治体も出展し、地域発の技術や持続可能な開発目標(SDGs)関連の取り組みなどをPRする。開幕に先立ち12日には開会式が開かれる。
十勝管内大樹町で開発されたロケットの廃材を再利用した「宇宙タンクベンチ」が会場内に設置される。道内のものづくり企業などが参画したプロジェクトの中心メンバーで釧路市の会社経営十枝内(としない)一徳さんは「道内で取り組みが進む宇宙産業を身近なものに感じてほしい」と話す。
旭川家具工業協同組合は椅子を5脚常設する。同組合は「旭川家具を世界中の人々に見てもらうチャンス」と期待する。立ったまま寝られる仮眠ボックスを開発した広葉樹合板(旭川)は今月22日から5月5日まで2台を展示する。
5月28日~6月1日の「地方創生SDGsフェス」には旭川市、十勝管内上士幌町と、上川管内東川町(鹿児島県大崎町との共同出展)などが参加し、地域の特色を紹介する。5月17日には道内外のアイヌ民族らによるアイヌ舞踊の公演が予定されている。
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