先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

世界認定へ来月現地審査 アポイ岳ジオパーク 様似町、観光対応の力PR

2015-05-22 | アイヌ民族関連
北海道新聞 05/20 10:57

 【様似】貴重な地質や地形を持つ 世界ジオパーク 認定を審査する世界ジオパークネットワーク(GGN)=パリ=は、様似町の アポイ岳 ジオパーク の世界認定を判断するため、6月29日から4日間、審査員の地質学者2人を現地に派遣する。町アポイ岳ジオパーク推進協議会は2人の案内先の選定など受け入れ準備を進めており、「観光客をもてなす力を見てもらい、何としても世界認定を実現したい」と意気込んでいる。
 ジオパークは学術的に貴重な地質や地形を教育や観光に役立てる大地の公園。様似町全域をエリアとする「アポイ岳」は希少なかんらん岩などが評価され、昨年8月に世界ジオの国内候補地として推薦された。
 審査員2人はルーマニアとポルトガルの大学教授。6月29日に様似入りし、30日と7月1日に町内各地を視察。2日に審査内容の講評をした後、様似を離れる予定だ。世界認定の可否は早ければ、9月に兵庫県などで開かれるアジア太平洋ジオパークネットワーク大会で発表される。
 協議会の計画では、審査員をアポイ岳やエンルム岬などの景勝地へ案内。様似小4年生が地形とアイヌ民族の歴史との関わりを調べる授業を見てもらい、地形を教育に活用していることをアピールする。また、町内岡田に復元されたアイヌ民族の家屋「チセ」に足を運び、伝統的な踊りや食事を楽しんでもらう案もある。
 町民のガイドが審査員を案内するが、専門家向けではなく、あくまで一般の観光客向けの分かりやすい説明ができるかが評価のポイントになる。今後、ガイドや通訳を務める町の外国語指導助手(ALT)が本番に備えて練習に取り組む。
 協議会事務局の町商工観光課は「審査員に様似を楽しんでもらうことが評価につながる。言葉の壁を越えて、上手に様似の魅力を伝えたい」と話している。(五十地隆造)
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/area/doo/1-0135734.html
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 幸村誠、森田まさのり、高橋... | トップ | 中国:中南米浸透図る インフ... »
最新の画像もっと見る

アイヌ民族関連」カテゴリの最新記事