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<ウポポイ オルシペ>20 作中の民具並べ文化紹介 ゴールデンカムイ特別展

2021-07-22 | アイヌ民族関連
北海道新聞 07/22 05:00
 今月3日より第2回特別展「ゴールデンカムイ トゥラノ アプカシアン―杉元佐一とアシリパが旅する世界―」が始まりました。「週刊ヤングジャンプ」(集英社)で連載中の漫画「ゴールデンカムイ」(野田サトル作)をテーマとしており、タイトルの「ゴールデンカムイ トゥラノ アプカシアン」は、アイヌ語で「ゴールデンカムイと歩く」という意味です。
 今回は、特別展で紹介している文化的な内容についてご紹介します。
 当展覧会では漫画作品の内容を中心とし、関連する民具資料を展示しながら、原画(デジタルで作画された原稿を印刷したもの)とともに、作中に描かれる文化について紹介しています。
 「ゴールデンカムイ」は、明治末期の北海道や樺太(サハリン)を舞台とした物語で、北海道アイヌや和人をはじめ、樺太アイヌ、ウイルタ、ニヴフ、アメリカ人やロシア人など、さまざまな文化・言語の人々が登場しており、これらの人物の衣服や装飾品、装備品などが細部まで丁寧に描かれています。
 このような「ゴールデンカムイ」に描かれる多様な人々の中から、今回はアイヌ民族、樺太先住民族をはじめ、当時の北海道で暮らす人々について注目し、作中に描かれる民具を体感できる展示としました。民具のかたちや素材、雪国でのくらしの道具、同じところや違うところなど、さまざまな視点からいろいろな民具をじっくりとご覧いただきたいです。(文・写真 矢崎春菜=国立アイヌ民族博物館学芸員)
◆「アプカシアン」の「プ」と「シ」、「アシリパ」の「リ」は小さい字
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/569878
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