北海道新聞 2025年5月27日 19:17
今年生誕150年を迎える金成マツがおいの知里真志保に送った年賀状のレプリカ(右)
【登別】市郷土資料館(片倉町)は常設展示「アイヌ文化」の一部をリニューアルし、登別出身のアイヌ文化伝承者、金成マツ(1875~1961年)の生誕150年にちなみ、マツがおいのアイヌ語学者の知里真志保(1909~61年)へ宛てた年賀状のレプリカを加えた。
昨年度のアイヌ政策推進交付金を活用して製作。白老町の国立アイヌ民族博物館に所蔵されている年賀状(縦14センチ、横9センチ)の原本を高精度カメラで撮影、色補正した画像を当時の材質に近い紙に印刷した。年賀状は1937年(昭和12年)のもので、文面はアイヌ語がローマ字の筆記体で書かれている。・・・・・