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先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

函館の野外劇、得意の裁縫で「盛り上げたい」 アイヌ文様鉢巻き、出演経験の6人制作

2014-05-08 | アイヌ民族関連
北海道新聞 (05/07 16:00)
 【函館】ひと針、ひと針、思いを込めて―。函館の歴史をたどる市民創作劇「函館野外劇」に出演経験のある主婦たちが今春、得意の裁縫を生かし、野外劇の衣装で用いるアイヌ民族の「マタンプシ」(鉢巻き)の制作を続けている。作品は、実際に野外劇で使ってもらえるよう、劇を主催するNPO法人に贈る予定。既に出来上がったマタンプシは、5月中旬まで、喫茶ルポ(函館市五稜郭町)で展示している。
 制作しているのは金田恵美子さん(77)ら市内や近郊在住の6人のメンバーで、四半世紀の歴史がある野外劇の創設時に劇に出演していた。すでに全員が舞台からは退いているものの、今年、五稜郭が築造150周年の節目を迎えたため、「野外劇を盛り上げたい」と金田さんがマタンプシ作りを、かつての共演者たちに提案した。
 マタンプシは本来、アイヌ文様の刺しゅうが施されているが、制作には手間や時間がかかるため、これまでの野外劇では、本来の刺しゅうとは違う代用品を使ってきたという。金田さんは「自分たちが舞台に立っていた頃から、作りたいと思っていたんです」と思いを語る。
 制作には、金田さんたちが常連客として通う喫茶ルポ店主の岡島聰枝さんが、店内の一部を提供。6人は2月から月2回集まり、黒やベージュ色などの布地に、赤や緑、黄色などの糸でアイヌ文様を刺しゅうし、マタンプシを仕上げている。目を引く配色は、夜間の舞台上でも目立つよう、相談しながら決めたオリジナルだ。
 メンバーは舞台に立っていた当時の写真を持ち寄り、「アイヌ民族やキリシタン、シスターと1人で何役もこなしたよね」と、語り合いながら手を動かす。今夏の野外劇は、舞台の設営場所に近い五稜郭跡の石垣が崩れたため、上演できるかどうかはまだ不透明だが、メンバーたちは「どんな形でも野外劇は行うはず」と話す。
 喫茶店で現在展示しているのは22点。メンバーの1人で市内在住の青木貞子さん(77)は「色彩が上手に表現できた」と満足げ。80歳まで舞台に立っていたという七飯町の相沢マサ子さん(87)は「せっかく作ったから、これを身に着けてまた野外劇に出演したいね」と笑顔で話す。6人は30本を目標に、制作を続ける。(堺麻那)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki2/537727.html

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地元の方たちの協力があってこその取材に感謝

2014-05-08 | アイヌ民族関連
北海道新聞 (ブログ)-2014年05月07日
今回の事業は、日本を訪れる外国人観光客を増やそうということを目的にした「ビジットジャパン(国土交通省観光庁)」の一環です。そして訪れる先の自治体の皆さんに物心両面でのサポートを頂いています。
伝承されてきたアイヌ文化を各地で紹介するにあたり、それぞれの地域の特徴をどう出すかなどについて事前の協議を重ねました。さらに当日レイニーさんのリクエスト(撮影に対しては一切妥協しない)に応えるためには地元の人たちの協力がなくては成り立ちません。本当にギリギリまで頑張っていただきありがたかったです。
写真は阿寒湖で1トンもある丸木舟を撮影場所まで操るガイドの西田憲一朗さんの様子です。
http://blog.hokkaido-np.co.jp/yorimichi/2014/05/post-99.html

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ナショナルジオグラフィックのフェローと旅した6日間

2014-05-08 | アイヌ民族関連
北海道新聞 (ブログ)-2014年05月06日
雑誌、映像、テレビをはじめとして世界の自然や少数民族の暮らしなどを伝える媒体、ナショナルジオグラフィックの編集委員でもある著名な写真家クリス・レイニア氏と函館、白老、平取、浦河、阿寒、弟子屈をこのGWでご一緒していました。
縄文文化とアイヌ文化をテーマに、あまり知られていない(知らせていない)アイヌの人たちの自然と共に生きる暮らしや並外れた芸術性を世界に発信したいと思い、企画調整を行い今回の取材へとつながりました。2010年に北海道開発局調査課さんからの委託で行った「欧米豪州人向けの効果的な情報発信」を調査した際に、編集者や写真家、ライターを招聘しいて彼らの視点で興味深いテーマを切り取ってもらうことが有効だという提言をし、それが形になったのです。
夢のような仕事でした。数回にわたりお知らせします。
http://blog.hokkaido-np.co.jp/yorimichi/2014/05/6.html

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アジア各地の星伝説68話を一冊に、天文学者ら40人協力

2014-05-08 | アイヌ民族関連
日本経済新聞 2014/5/7 12:16
 アジア各地で活躍する天文学者らが、地域に伝わる星や太陽、月にまつわる神話や伝説を集めた「アジアの星物語」(万葉舎)を出版した。中心になった国立天文台の海部宣男名誉教授は「豊かな物語から文化や暮らしが見え、子供だけではなく大人も楽しめる」と話している。
 日本や中国、インドなど13の国と地域の天文学者やプラネタリウムの学芸員ら40人が協力。同じ天体や星座でも地域によって捉え方がさまざまな68話を集めた。
 ひしゃく形の北斗七星は、アイヌ民族の神話では熊を追いかけるカムイ(神)に見立てられる。だが、モンゴルでは巨大な鳥に連れ去られた王女を助ける兄弟に、タイでは強欲で成仏できずワニに生まれ変わった男に描かれる。
 南十字星は、インドネシアでは「傾いた小屋」と呼ばれ、大工が美しい女性に見とれて仕事に集中できなかったという伝説がある。インドでは素行の悪い王子が空で宙づりになった姿と捉えられている。
 各話には地元の画家による挿絵を付けた。海部さんは「地域性や文化性を出したかったので、こだわった」と話す。価格は2052円。問い合わせは万葉舎((電)03・3355・6016)。〔共同〕
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG0701C_X00C14A5CR0000/

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