北海道新聞 (03/06 16:00)
【函館】アイヌ民族の文化をテーマとし、函館市内で音楽活動に取り組んでいるボーカルグループ「ピリカモシリプロジェクトReRa(レラ)」のコンサートが9日午後2時30分から、サン・リフレ函館(大森町2)で開かれる。レラは今年結成10周年。プロデューサーの川村昌彦さん(58)は「道南から北海道ならではの文化を発信していくことで、地域活性化につながれば」と期待している。
2005年に結成のレラは、アイヌ民族の文化に興味を抱き、感銘を受けた川村さんが作詞、作曲と演奏を手がける。ボーカルを担当するのは川村さんの妻の早苗さん(55)と横山由香さん(44)。年に1度の主催コンサートや、イベントのステージ出演などで活動している。胆振管内白老町や、日高管内様似町のアイヌ民族の古典芸能グループと共演する機会もあり、早苗さんには「学ぶことが多い」という。
コンサートでは、アイヌ民族の古式舞踊「バッタリ・イウタ・ウポポ」(踏み臼の歌)を取り入れた新曲「アイヌアマム(フミウス)」や、民謡調のオリジナル曲「NISHIN(ニシン)」、昨年発売した2枚目のCD「ヌプリカムイ」の収録曲など約10曲を披露する。
ゲストには津軽三味線の「川股三弦会」を迎えるほか、アイヌ語のクイズなどを行い、来場者と一緒に楽しむ。先着20人には、函館ホテル旅館協同組合と北海道アイヌ協会函館支部が作製したオリジナル缶バッジをプレゼント。東日本大震災で、道南に避難してきている子供たちを支援するための「被災者こども安心基金」の募金箱も設置する。入場無料。川村さんは「(コンサートで)一足先に春を感じてもらえたら。今後も少しずつ、自分たちの身の丈にあった活動をしていきたい」と話している。
問い合わせはローカン(電)0138・22・6643へ。(押野友美)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki2/525359.html
【函館】アイヌ民族の文化をテーマとし、函館市内で音楽活動に取り組んでいるボーカルグループ「ピリカモシリプロジェクトReRa(レラ)」のコンサートが9日午後2時30分から、サン・リフレ函館(大森町2)で開かれる。レラは今年結成10周年。プロデューサーの川村昌彦さん(58)は「道南から北海道ならではの文化を発信していくことで、地域活性化につながれば」と期待している。
2005年に結成のレラは、アイヌ民族の文化に興味を抱き、感銘を受けた川村さんが作詞、作曲と演奏を手がける。ボーカルを担当するのは川村さんの妻の早苗さん(55)と横山由香さん(44)。年に1度の主催コンサートや、イベントのステージ出演などで活動している。胆振管内白老町や、日高管内様似町のアイヌ民族の古典芸能グループと共演する機会もあり、早苗さんには「学ぶことが多い」という。
コンサートでは、アイヌ民族の古式舞踊「バッタリ・イウタ・ウポポ」(踏み臼の歌)を取り入れた新曲「アイヌアマム(フミウス)」や、民謡調のオリジナル曲「NISHIN(ニシン)」、昨年発売した2枚目のCD「ヌプリカムイ」の収録曲など約10曲を披露する。
ゲストには津軽三味線の「川股三弦会」を迎えるほか、アイヌ語のクイズなどを行い、来場者と一緒に楽しむ。先着20人には、函館ホテル旅館協同組合と北海道アイヌ協会函館支部が作製したオリジナル缶バッジをプレゼント。東日本大震災で、道南に避難してきている子供たちを支援するための「被災者こども安心基金」の募金箱も設置する。入場無料。川村さんは「(コンサートで)一足先に春を感じてもらえたら。今後も少しずつ、自分たちの身の丈にあった活動をしていきたい」と話している。
問い合わせはローカン(電)0138・22・6643へ。(押野友美)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki2/525359.html