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先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

アイヌ文化、道南から発信 函館のボーカルグループ、9日にコンサート

2014-03-07 | アイヌ民族関連
北海道新聞 (03/06 16:00)
 【函館】アイヌ民族の文化をテーマとし、函館市内で音楽活動に取り組んでいるボーカルグループ「ピリカモシリプロジェクトReRa(レラ)」のコンサートが9日午後2時30分から、サン・リフレ函館(大森町2)で開かれる。レラは今年結成10周年。プロデューサーの川村昌彦さん(58)は「道南から北海道ならではの文化を発信していくことで、地域活性化につながれば」と期待している。
 2005年に結成のレラは、アイヌ民族の文化に興味を抱き、感銘を受けた川村さんが作詞、作曲と演奏を手がける。ボーカルを担当するのは川村さんの妻の早苗さん(55)と横山由香さん(44)。年に1度の主催コンサートや、イベントのステージ出演などで活動している。胆振管内白老町や、日高管内様似町のアイヌ民族の古典芸能グループと共演する機会もあり、早苗さんには「学ぶことが多い」という。
 コンサートでは、アイヌ民族の古式舞踊「バッタリ・イウタ・ウポポ」(踏み臼の歌)を取り入れた新曲「アイヌアマム(フミウス)」や、民謡調のオリジナル曲「NISHIN(ニシン)」、昨年発売した2枚目のCD「ヌプリカムイ」の収録曲など約10曲を披露する。
 ゲストには津軽三味線の「川股三弦会」を迎えるほか、アイヌ語のクイズなどを行い、来場者と一緒に楽しむ。先着20人には、函館ホテル旅館協同組合と北海道アイヌ協会函館支部が作製したオリジナル缶バッジをプレゼント。東日本大震災で、道南に避難してきている子供たちを支援するための「被災者こども安心基金」の募金箱も設置する。入場無料。川村さんは「(コンサートで)一足先に春を感じてもらえたら。今後も少しずつ、自分たちの身の丈にあった活動をしていきたい」と話している。
 問い合わせはローカン(電)0138・22・6643へ。(押野友美)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki2/525359.html

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アイヌ語と日本語で語る民話 千歳の野本さんらがDVDと絵本発刊

2014-03-07 | アイヌ民族関連
苫小牧民報 (2014年 3/6)
 千歳市のアイヌ文化アドバイザー野本敏江さん(62)と苫小牧市で語り聞かせ活動を行う墨谷真澄さん(55)が、DVD付きの絵本「きつねのチャランケ」を刊行した。千歳の烏柵舞に伝わるアイヌ民族のカムイユカラ(神謡)を絵本化。故萱野茂さんの文に、東千歳中学校の竹津昇教諭が絵を付けた。DVDには野本さんのアイヌ語、墨谷さんの日本語による語りが収録されている。
 作品は、1匹のサケを食べたことでアイヌから散々に悪口を言われたキツネが、別のアイヌの前に現れて「サケはアイヌだけではなく、動物全てに神様が送ってくれたもの」と談判(チャランケ)する話。自然と共生する大切さと、問題を暴力ではなく話し合いで解決する、現代にも通じる教訓を伝えている。
 墨谷さんが千歳アイヌ語教室に通う縁で知り合った2人。共に小中学校への出張授業で、カムイユカラを伝えてきた。5年ほど前に訪問先の東千歳中で、生徒から「DVDやCDにしないんですか」と聞かれ、DVD付きの絵本の刊行を発案した。
 絵本はアイヌ文化伝承者の故萱野茂さんが、古老である故鍋沢ねぷきさんから聞き取り、物語にした文を生かした。竹津教諭の絵も、自然とアイヌの共生やカムイ(神)の存在を思わせる厳かな空気感を持ちつつも、優しさも感じさせるタッチ。DVDからは野本さんのアイヌ語による独特の節回しの神謡と、墨谷さんの日本語による語りが、絵とともに流れる。
 野本さんは「短い文の中に、アイヌ民族の生活の知恵が詰まっています。多くの人に読んで、聞いてもらい、アイヌ文化の良いところを知ってほしい」。墨谷さんも「人間にとって何が大切かのメッセージが込められています。子供をはじめ、多くの人に聞いてもらいたい」と話す。
 非売品で500部を発行。アイヌ文化振興・研究推進機構の出版助成を活用した。絵本は千歳市内外の図書館や小中学校、大学などに配布。「多くの人に触れてほしい」(野本さん)と、希望者には残部30部ほどを無料で贈呈する。問い合わせは千歳市蘭越生活館 電話0123(23)4964。
http://www.tomamin.co.jp/20140310513

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シカ革でバッグ、小物 函館で新ブランド「マウ」立ち上げ

2014-03-07 | アイヌ民族関連
北海道新聞 (03/05 16:00)
 【函館】函館市内の会社「ILikeIT(アイ・ライク・イット)」(荒木明美代表)が、ファッション業界で注目を集めるエゾシカ革を使ってバッグや小物を製作する新ブランド「MaW(マウ)」を立ち上げた。既に商品の販売をスタートさせている。荒木代表は「エゾシカを有効活用しながら、働く女性の技術や、やる気を生かす企業を目指していきたい」と話している。
 荒木さんは「はばたきの会~道南 女性の自己実現を支援する会~」の代表を務める。女性の新しい働き方を提案し、就労の場につなげたいと、2012年度の函館市のチャレンジ計画に応募。認定を受けて、昨年3月に「ILikeIT」を設立した。
 荒木さんは、道内に生息するエゾシカによる農林業被害が拡大していることから、エゾシカの活用に着目。「北海道に焦点をあてたブランドにしたい」という思いから、ブランド名はアイヌ語で「ハマナスの実」という意味を持ち、愛らしい響きを伴う「マウ」と名付けた。
 古来、シカは国内では皮、角、肉を余すことなく活用されてきた歴史がある。革は軽くてしなやかで丈夫なのが特徴だ。マウでは、エゾシカの革を東京の問屋経由で購入し、函館、北斗、七飯の和洋裁経験者やハンターらの女性5人がチームを結成し、製作に当たっている。
 デザインは荒木さんの友人で、東京のデザイナー依田綾さんが手がけている。荒木さんは「エゾシカは野生で生きる。森を走り抜けるときに擦れた傷や、銃痕が残る革もあり、一枚一枚の表情が違うので、面白いと思ってもらえたら」と話す。
 2種類の大きさのトートバッグ(グレー、チョコレート、黒の3色)やポーチ、ストラップ、小銭入れを商品化。革バッグが3万円代から、ストラップが2千円から。2月には名古屋のデパートで開かれた「大北海道展 職人・工芸まつり」に出店し、初めてトートバッグやストラップなどの小物を販売した。
 まだ珍しいシカ革に興味を持ってくれた人もおり、荒木さんは「直接お客さまの声を聞き、勉強になった」。函館空港国内線旅客ターミナルビル内の工芸品店「ラプ」で商品の取り扱いも始まった。荒木さんは「品数を増やし、マウブランドを函館、北海道から発信していきたい」と張り切っている。(押野友美)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki2/525124.html

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オクラホマ 生き抜いた涙の旅路

2014-03-07 | 先住民族関連
東京新聞 2014年3月5日
 アメリカ・インディアンのカーリン・トムソンさん(60)は、小さいころから「涙の旅路」の話を聞いて育った。曽祖父は、米連邦政府に強いられた過酷な旅を生き抜いた一人。だが、兄と姉は旅の途中で兵士に撃たれて死んだ、という。
 連邦政府がチェロキー族やチカソー族などの先住民に押しつけた一八三〇年代ごろの強制移住は、「涙の旅路」として今も語り継がれている。彼らは先祖伝来の故郷を追われ、現在のオクラホマ州まで泣きながら旅を続けた。途上で、少なくとも数千人が命を落とした。
 曽祖父は故郷に戻りたくて途中で逃げたが、兵士に見つかった。一緒にいた兄と姉が撃たれて死に、二人の遺体を引きずってやぶに隠した、という。「たくさん死んだんだ。おなかが減って死に、川で溺れて死に、病気や寒さでも死んだ。でも、われわれは生き延びた」
 曽祖父は無理やり連れてこられたオクラホマの地で、一生を終えた。「今でもわれわれには生々しい記憶なんだ。そんなに昔の話じゃないんだよ」。トムソンさんは、家族から繰り返し聞かされた話を、そう教えてくれた。 (吉枝道生)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/worldtown/CK2014030502000264.html

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マオリ王、ウィリアム英王子との会見設定拒否

2014-03-07 | 先住民族関連
AFPbbNEWS 2014年03月04日 16:32 発信地:ウェリントン/ニュージーランド
 英連邦加盟国ニュージーランドの先住民マオリの首長、ツヘイティア・パキ(Tuheitia Paki)王が、来月同国を訪問する英国のウィリアム王子(Prince William)と会見することを拒んでいる。ニュージーランドのジョン・キー(John Key)首相が4日発表した。
 キー首相によると、ウィリアム英王子は妻のキャサリン妃(Catherine, Duchess of Cambridge)、息子のジョージ王子(Prince George)とともに4月7日から16日の日程でニュージーランドを訪問する予定。英王室側はその間に、ニュージーランド北島(North Island)の「マラエ(Marae)」と呼ばれるポリネシアの聖域にあるマオリ王の公邸「トゥランガワエワエ(Turangawaewae)」での会見を希望していた。しかしツヘイティア王側は、マオリ王の拠点を訪問するために設定された90分の時間は短すぎ、儀礼に反するとしてこれを拒否したという。
 キー首相は放送局TV3に対し、ウィリアム王子一家の多忙な訪問日程に照らせば、1時間半は「極めて寛大な」長さであり、会見が実現しないことは遺憾だと述べ「ウィリアム王子はトゥランガワエワエ訪問を楽しむだろうと思っていたので残念だ」と語った。
 さらにキー首相は「しかし90分が短いと言ってきたのは、ツヘイティア王側だ。(一家の)日程を見れば、90分はおろか1時間でもかけて立ち寄る場所などほとんどない。しかしツヘイティア王側が、90分以上にできないならば来るなと言ってきたので、止めることになったのだ」と落胆を表した。
 ツヘイティア・パキ王は、ニュージーランドが英国の植民地となった19世紀に、英国のビクトリア女王(Queen Victoria)は白人入植者の君主でしかないと感じた北島の先住民の部族たちが、1858年に自分たちの共通の首長として選んだ初代マオリ王ポタタウ・テ・フェロフェロ(Potatau Te Wherowhero)の子孫。
 マオリ王は、ニュージーランドの憲法上の地位や法的権限はないが、一部のマオリの間では大きな象徴的意味を持っている。現在のツヘイティア・パキ王は06年に王になるまでは、トラック運転手として働いていた。
 ウィリアム英王子一家は首都ウェリントン(Wellington)を拠点にニュージーランド各地を訪問した後、4月16~25日の日程でオーストラリアを訪問する。(c)AFP
http://www.afpbb.com/articles/-/3009732

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アラスカの鉱山、最大サケ漁場を汚染?

2014-03-07 | 先住民族関連
National Geographic News
March 4, 2014
Dan Vergano,
 アメリカ環境保護庁(EPA)は2月28日、アラスカで計画されている大規模な露天掘り銅鉱に対し水質浄化法を適用し、開発を一時停止するよう求めた。
 EPAの発表によると、ジーナ・マッカーシー氏(Gina McCarthy)長官の要請によるこの措置は、アラスカ州ブリストル湾の世界最大のベニザケ漁業を保護することが目的だという。
 水質浄化法が適用され、鉱山が停止されたのは過去に13例しかない。今回の措置により、アメリカ陸軍工兵司令部は計画されているペブル社の鉱山開発に対して認可を発行することができなくなる。世界の天然サケの半分が生息する漁場へ流れ込む水路が、鉱山廃棄物により汚染される可能性があるためだ。
「大規模な科学研究の結果、ペブル社の鉱山が湾流域と豊かなサケの漁場に深刻で回復不能なダメージを与えるとみなすのに十分な理由が得られた」とマッカーシー氏は述べた。
◆手つかずの自然な湾
 ブリストル湾はアンカレッジからおよそ400キロ南西に位置し、世界最大の天然サケ集団の生息地となっている。
 鉱山が予定されているイリアムナ湖近くの産卵場所には、3600万トン)の銅と3000トンの金が埋まった鉱床がある。
 カナダ、ブリティッシュコロンビア州のノーザン・ダイナスティ・ミネラルズ社とロンドンに本拠地を置く国際コングロマリット、アングロ・アメリカン社の合名会社であるペブル・リミテッド・パートナーシップ(以下、ペブル社)CEO、トム・コリアー(Tom Collier)氏は、今回の決定について声明を発表し、「このEPAの措置は前例のないもので、アラスカ州の自然遺産の範囲をいたずらに拡大している」と述べた。
「本開発計画に対しEPAが現在までに取った措置は、通常の慣行の範囲をはるかに超えるものであり、始終バイアスがかかっていて、環境保護団体から過度に影響を受けている」と同氏は付け加えた。
◆計画中の鉱山
 建設が提案されている鉱山は幅3.2キロ、深さ520メートルの採掘ピット、鉱床、選鉱場および廃石池からなる。ペブル社はこの鉱山の開発によって深刻な環境への影響が生じることはないと約束している。
 しかし、1月の環境影響評価報告書においてEPAは「サケやその他の重要な魚類の生息地である水路に回復不能なダメージを与え、湿地や池沼からなる一帯を広範囲にわたって破壊する可能性が高い」と結論付けた。
 先住民のいくつかの部族は湾への悪影響を警告し、EPAに鉱山の開発を許可しないよう要求している。
 今回の措置に対し声明を発表したトラウト・リミテッド社CEOのクリス・ウッド(Chris Wood)氏は、「ここは地球上に残された数少ない自然のままの場所で、文字通り何十万人もの人々に天然の鮭を供給する世界の食料庫だ。EPAが科学的知見に従い、それを貫くならば、過去50年間で最も重要な環境保護対策の一つとなるだろう」と語った。
 水質浄化法が適用されると、アメリカ陸軍工兵司令部との協議のもと、再検討プロセスが開始され、その結果如何ではブリストル湾の水質を劣化させかねない鉱山開発が制限されることになる。
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20140304001

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【ウクライナ】 影落とす「負の歴史」  民族構成複雑なクリミア

2014-03-07 | 先住民族関連
47NEWS 2014/03/04 10:54
 ロシアが軍事介入の構えを見せるウクライナ南部クリミア半島は、帝政ロシアによる征服から200年以上を経て、現在はロシア系住民が多数を占める。しかし先住の少数民族にとってはロシアの支配は強制移住など忌まわしい歴史を含んでおり、旧ソ連時代のウクライナへの帰属替えもあって民族構成は複雑だ。
 中心都市シンフェロポリ近郊に、先住民族クリミア・タタール人の集落が新設されていた。モスク(イスラム礼拝所)も真新しい。
 「平和的に解決してほしい」。日曜日に友人と住宅を建てていた修理工マルゼン・ウメロフさん(23)の家族は強制移住先の中央アジア・ウズベキスタンからの帰還者だ。
 クリミア・タタール人は15世紀に半島に成立した王国クリム・ハーン国の流れをくむ。18世紀まで半島を統治したが、不凍港確保を目指し南下したロシアが、オスマン・トルコとの間での露土戦争の結果、王国を滅ぼし半島を獲得。温暖な気候のクリミアは第2次大戦末期に米英ソが戦後秩序を話し合ったヤルタなどの保養地でも知られ、多くのロシア人が移住した。
 ロシア革命後、ソ連のスターリン政権は第2次大戦中に敵国ナチス・ドイツがクリミアを一時占領した際にドイツに協力したとしてクリミア・タタール人をウズベクなどに追放。飢えや病気で10万人以上が死亡したともいわれ、旧ソ連末期からクリミアへの帰還運動が進んだ。
 現在はクリミアの人口の約10%に当たる25万人以上が暮らすが、圧政の記憶は生々しく、大多数はロシアでなくウクライナへの帰属を支持する。
 一方、ソ連のフルシチョフ第1書記は1954年、クリミアを両国友好の証しとしてロシアからウクライナに帰属替え。クリミアでは人口の約60%を占めるロシア人だが、ソ連崩壊に伴うウクライナの独立により国全体では少数派になった。
 ヤヌコビッチ政権崩壊後にクリミア自治共和国政府を掌握した親ロシア派は首都キエフで成立した親欧米の新政権の支配を拒否、ロシアとの統合を視野に、事実上ウクライナからの独立を問う住民投票を3月末に実施すると決めた。「これまでになかったような権限を与える用意がある」(コンスタンチノフ議長)と、クリミア・タタール人の取り込みを狙う。
 「自分はウクライナ生まれ。ウクライナへの帰属を支持する」というウメロフさん。ロシアについて問われると、しばらく考えた後「友好的な隣人としてやっていきたい」と語った。(シンフェロポリ共同=小泉忠之)
(共同通信)
http://www.47news.jp/47topics/e/250916.php

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社説:ウクライナ緊迫 ロシア軍は介入やめよ

2014-03-07 | 先住民族関連
毎日新聞 2014年03月04日 02時32分
 ロシアのプーチン大統領がウクライナへの軍事介入方針を打ち出し、ウクライナ南部のクリミア半島をロシア軍とみられる部隊がほぼ掌握したと伝えられる。国家主権を侵害する武力行使は国際法違反である。ロシアは速やかに軍事介入を中止してほしい。
 クリミア半島は1954年、いずれもソ連の構成国だったロシア共和国からウクライナ共和国に移管された。ソ連崩壊後はウクライナの統治下に入ったが、ロシア系住民が6割を占める。旧ソ連軍から継承したロシア軍黒海艦隊の基地があり、ウクライナ政府との協定で敷地を貸与されている。
 ロシアは、ウクライナの首都キエフでの政変後、クリミアの多数派ロシア系住民が保護を求めたことや、ロシア軍基地の安全確保を軍事介入の理由に挙げているが、説得力は乏しい。クリミアでロシア系住民と先住民族のタタール系住民との衝突などで緊張が高まったのは事実だが、ウクライナの軍や武装勢力が行動を起こした形跡はない。
 ウクライナでは、ロシア寄りのヤヌコビッチ前政権に反発し、欧州連合(EU)への仲間入りを求めてデモを展開していた旧野党勢力が政権を奪取した。ロシア政府はこの政変を非合法として認めず、デモ隊側を支援してきた欧米諸国を批判している。政変後の政権に、ロシアに敵対的で、武力衝突を指揮したウクライナ民族主義の過激派勢力が参画していることも危険視している。
 ウクライナの政権には、こうした懸念も理解し、強硬策に訴えない自制を求めたい。ウクライナ語とともにロシア語も公用語として認めていた法律の復活など、ロシア系住民の保護を約束する必要がある。
 ロシアは2008年のグルジア紛争で、ロシア国籍を取得していた南オセチア住民の保護を理由に武力介入し、南オセチアの独立を承認したうえでロシア軍を常駐させた。クリミアでも住民によるロシア国籍取得の動きが伝えられ、ロシアが軍事介入を正当化して勢力圏の拡大を図っているという危惧もぬぐえない。
 オバマ米大統領がロシアへの経済制裁の可能性を示唆するなど、欧米は強く反発している。ロシアを除く日米など主要7カ国は、冬季五輪が開かれたロシア南部ソチで6月に予定される首脳会議(G8サミット)の準備活動を凍結すると警告した。
 北方領土問題の解決に向け、ロシアとの信頼関係確立を目指している日本は難しい立場にあるが、領土主権の帰属問題を武力で思い通りにしないという国際法の原則に立ち、軍事介入をやめるようロシアに自制を求めていくべきだ。
http://mainichi.jp/opinion/news/20140304k0000m070145000c.html

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ウレシパクラブが企画!「アイヌ文化スクエア」が開催されます

2014-03-07 | アイヌ民族関連
札幌大学 2014.03.04
3月5日(水)、一般社団法人札幌大学ウレシパクラブ(以下、ウレシパクラブ)が企画した、「アイヌ文化スクエア」が開催されます。これは、伝統的な舞踊や音楽、パネルトーク、展示発表等を通じ、アイヌ文化を紹介するものです。
ウレシパクラブの学生達が中心となり、様々なゲストをお招きし開催されます。ぜひ、ご覧ください。
日時 3月5日(水)13時~17時
場所 札幌駅前通地下歩行空間北3条交差点広場(西)
プログラム
(歌と踊り) 13:00 開演
13:15 ウレシパクラブ1回目
13:40 アイヌサニケ
14:15 パネルトーク
15:10 ウレシパクラブ2回目
15:40 アイヌ・アート・プロジェクト
16:15 帯広カムイトウウポポ保存会
17:00 終了
主催 札幌駅前通まちづくり株式会社
後援 札幌市
企画 一般社団法人札幌大学ウレシパクラブ
問い合わせ 一般社団法人札幌大学ウレシパクラブ
TEL:011-852-9335
http://www.sapporo-u.ac.jp/news/topics/2014/0304104817.html

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転んだら、どう起きる?/宇梶さんが講演

2014-03-07 | アイヌ民族関連
釧路新聞 014年03月04日
 根室管内教育講演会が2月27日夜、町総合文化会館で開かれ、俳優の宇梶剛士さん(51)が「転んだら、どう起きる?」と題して講演した。昨年11月には演劇「あとは野となれ山となれ」中標津公演で来町している。初めに浦河町出身でアイヌの血を引く母親について触れ、「子どものころは民族問題や男女平等の人権運動に身を投じる母親は、尊いことをしていると思っていたが、子どもとしては見捨てられた気がした」と少年時代に母親との確執があったことを明かした。高校球児として強豪校で甲子園を目指したが、野球部で起こった先輩と後輩の争いが原因で、高校を中退し、暴走族のリーダーとなった。「下を向いて生きるか、牙をむくかのどちらかだった」。暴力事件で少年院に収監され、荒れた日々に終止符を打ったのが、母親からもらったチャプリンの自伝だった。「映画に出てくる主人公は貧しい、苦しい、親に捨てられた弱者。チャプリンは苦労しても夢を捨てずに笑おうとした。少年院で本を読み終えたとき、泣きながら『このままじゃいけない』と初めて反省した」と振り返った。
http://www.news-kushiro.jp/news/20140304/201403042.html

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JR東日本など、寝台列車「カシオペア」で巡る旅「カシオペアクルーズ~日本海・道南紀行~」を発売

2014-03-07 | アイヌ民族関連
マイライフニュース Mylife News Network-2014.03.03 16:16 更新
 JR東日本と同社グループの旅行会社、びゅうトラベルサービスは、寝台特急「カシオペア」をチャーターした「カシオペアクルーズ」を発売する。
 今回は「日本海・道南紀行」として、定期運行では走ることのない羽越本線を経由する日本海ルートから北海道を目指す、東北・道南を周遊するコースを初めて設定した。第3弾となるこのツアーは、列車での移動そのものを楽しんでもらうため、一部区間の徐行運転、バトラーによる旅の手伝い、シェフによる地元素材を使った食事や伝統芸能体験の観光メニューなど、今まで好評を得た点をさらにレベルアップしつつ、新メニューを加え、おもてなしを感じてもらえる内容にした。「カシオペア」でめぐる3泊4日限定のクルーズトレインツアーに、この機会にぜひ参加してほしいという。
 車内でのおもてなしとしては、地元の素材を使用した食事をカシオペア車内で楽しめるという。移動時間も楽しんでもらえるよう車内イベントも用意している。越後湯沢の名旅館「HATAGO 井仙」による魚沼産コシヒカリのおにぎりと魚沼の伝統料理(1日目昼食)もあるという。車窓の眺望が良い箇所は速度を落としての運転を予定(1日目羽越本線笹川流れ付近等)だとか。北海道産の食材を使用した朝食(2日目朝食)もあり、「おたる政寿司」職人による握り寿司とシニアソムリエによるワイン(2日目昼食)も提供する。車内での弘前フレンチ「レストラン山崎」による昼食(3日目昼食)や、車内イベントの開催(3日目アイヌ式演奏・4日目楽器演奏とフェアウェルパーティー)も予定する。
 現地でのおもてなしとしては、このツアーならではの東北・北海道の伝統芸能や、その土地の魅力を堪能できるとのこと。老舗旅館「萬国屋」での酒田舞娘の特別演舞(1日目あつみ温泉)や、明治時代の北海道豪商旧邸宅「旧相馬邸」での北海道指定の無形民俗文化財「江差(えさし)追分(おいわけ)」特別演奏(2日目函館)を予定する。「八甲田丸」「ねぶたの家 ワ・ラッセ」での青森観光(3日目青森)や、「ホテルメトロポリタン仙台」最上階の眺望でのスペシャルランチ(4日目仙台)も楽しめるという
 その他のおもてなしとしては、快適な旅行になるよう、サポートするという。出発前は上野駅旧貴賓室「ブラッスリ―・レカン」でゆっくり過ごせるとのこと。添乗員の他、バトラー(専属サービススタッフ)が全行程同行するという。
[ツアー概要]
日程:6月7日(土)~10日(火)の3泊4日
旅行代金:上野駅発着・大人1名あたり(2名1室)
 カシオペアスイート(展望室タイプ):50万円(1部屋)
 カシオペアスイート(メゾネットタイプ):45万円・47万円(6部屋)
 カシオペアデラックス:44万円(1部屋)
 カシオペアツイン(全客室眺望のよい2階席):40万円
※大人の休日倶楽部会員割引や1名参加代金(カシオペアツイン)も用意している
募集人員:合計50名(最少催行人員40名)
発売期間:毎回人気が高いカシオペアスイート(展望室タイプ・メゾネットタイプ)とカシオペアデラックスは抽選販売とし、カシオペアツインは先着順に受付となる
抽選販売:カシオペアスイート・デラックス
 受付期間 3月10日(月)11:00~16日(日)17:00
 当選発表 3月20日(木)頃
先着順:カシオペアツイン
 受付開始 3月10日(月)13:00~
 ※満室になり次第、受付を終了する
東日本旅客鉄道=http://www.jreast.co.jp/
びゅうトラベルサービス=http://www.v-travels.co.jp/
http://www.mylifenews.net/resort/2014/03/jr-2.html

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