先住民族関連ニュース

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白蛇と女神、闇夜に優雅な舞 鹿追・然別湖畔でまつり

2012-07-11 | アイヌ民族関連
(北海道新聞 07/11 13:01、07/11 13:12 更新)
 【鹿追】然別湖の伝説から生まれた鹿追町の郷土芸能「白蛇姫舞(はくじゃひめまい)」を披露する白蛇姫まつり(町観光協会主催)が7日夜、同湖畔で開かれた。
 今年で41回目。白蛇を伴った女神が現れ、飢えに苦しむ人びとに湖の魚を食料にするよう教えた―というアイヌ民族の伝説を、白蛇姫舞の保存会メンバーが演じた。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki3/386713.html

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共生空間 アイヌ民族理解の場に(社説)

2012-07-11 | アイヌ民族関連
(北海道新聞 7月11日)
 政府のアイヌ政策推進会議が、胆振管内白老町に造るアイヌ文化継承拠点の基本構想策定を急ぐよう求めた。
 文化継承拠点は「民族共生の象徴となる空間」(象徴空間)として、国立博物館や納骨・慰霊施設などを設置する案が出ている。
 推進会議は、2013年度予算の概算要求に、策定に向けた調査費も盛り込むよう求め、座長の藤村修官房長官は「尊重する」とした。
 まずは構想をきっちり固めることが大切だ。一歩前進と評価したい。
 ただ、いつまでに造るという時期はいまだ明確ではない。
 象徴空間の設置は、政府の「アイヌ政策のあり方に関する有識者懇談会」が09年7月の報告書で具体的に提言した政策の一つだ。
 すでに3年が過ぎようとしている。早期実現を図るべきだ。
 大事なのは、慰霊施設を造るにしても、その前に道内外の大学に研究目的で集められた遺骨の返還を進めることだ。
 戦前から戦後にかけて研究者が道内などのアイヌ民族の墓から掘って持ち出した遺骨は、北大や東大などに1500体以上あるとされる。
 文部科学省は今年、すべての国公立大学と保管の可能性がある私立大に保管の有無の確認を求めた。
 遺族や郷里が特定できた遺骨は、返還協議や実際の返還を個別に行う必要がある。文科省には返還の指針づくりも急いでもらいたい。
 本来、返すべきものなのに放置を続ければ、慰霊の場を設けるといっても、アイヌ民族の理解は得られまい。
 とはいえ、返還手続きは短期間では難しい。慰霊施設の設置と同時並行で取り組むのも致し方ない。
 その場合でも、遺骨をめぐる問題には最後まで誠意ある対応をするという一線を見失ってはならない。
 有識者懇談会は、国の同化政策がアイヌ民族の暮らしや文化に打撃を与えてきたという歴史認識を明確にした。
 国が先住民族と認定したことと合わせて、象徴空間の設置など諸政策の根拠となっている。
 象徴空間は、国民にアイヌ文化や歴史を分かりやすく伝える場にしたい。アイヌ民族との交流や文化体験の充実も欠かせない。
 訪れた人たちに、このような場が必要とされる理由や、政府の責任を納得してもらえる施設づくりを求めたい。
 推進会議は今回、奨学金制度創設をはじめ、道外に住むアイヌ民族への支援策についても話し合った。
 取り組まないといけない課題はまだいくつも残されている。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/editorial/386625.html

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知床のアイヌ語地名紹介 斜里

2012-07-11 | アイヌ民族関連
(北海道新聞 07/10 16:00)
 【斜里】知床博物館(町本町49)で7日、アイヌ語研究者・山田秀三(1899~1992年)の知床半島での調査資料を紹介するロビー展「アイヌ語地名を歩く」が始まり、初日は道立アイヌ民族文化研究センター職員2人の解説講座が行われた。
 在野の研究者の山田は60年に釧路や網走、斜里、74年に根室管内標津町から知床岬を回り、斜里、網走を調査するなど知床周辺の記録をファイル4冊にまとめた。同展はパネルや実物、写真で調査の様子を紹介している。
 講座では同センターの小川正人研究課長らが山田について「古文献や地図を調べて現地を訪れ、同形や同名の地名と比較対象を重ねていく手法を確立した」と説明。知床はアイヌ語で「シリ・エトク」(地の・突出部=岬)に由来し、宗谷管内礼文島や胆振管内白老町、青森県下北半島にも「シレトコ」と呼ばれる地名があったとの研究を紹介した。
 8月26日まで、無料。7月14日午後5時半からは「斜里アイヌの歴史と文化」をテーマに、谷本晃久・北大大学院准教授と出利葉浩司・道開拓記念館事業部長が講演する。無料だが事前申し込みが必要。問い合わせは同博物館(電)0152・23・1256へ。(大沢祥子)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki4/386497.html

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