(朝日新聞2009年08月26日)
後志支庁余市町登町のNPO法人余市教育福祉村で24日、「アイヌ文様と現代(いま)を生きるアイヌ」と題した特別公開授業があった。アイヌ文化伝承者の小川早苗さんや小川さんの次男の基さんが、アイヌ民族の楽器トンコリ(五弦琴)や歌を披露した。参加した学生や町民ら約30人が熱心に耳を傾けた。
小川さんは、過去の歴史のなかで、アイヌ民族が受けた強制連行や強制労働などについて語った。小学校時代の授業風景にも触れ、誰かが欠席しなければ自分の机もいすもなく、日常的にいじめられ、子どものころから人権を奪われてきたと話した。「今でも多くの人たちがこうした過去に無関心を装っていることこそ問われる」と語った。
公開授業は、埼玉大学教育学部安藤聡彦教授が指導する教育コースのゼミ「若者自立支援と地域社会」の調査研究の一環として企画された。ひきこもりや不登校だった若者を受け入れている同福祉村の青少年自立支援センター「ビバハウス」の若者たちと農作業などを通して交流も行われている。
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000000908260004
後志支庁余市町登町のNPO法人余市教育福祉村で24日、「アイヌ文様と現代(いま)を生きるアイヌ」と題した特別公開授業があった。アイヌ文化伝承者の小川早苗さんや小川さんの次男の基さんが、アイヌ民族の楽器トンコリ(五弦琴)や歌を披露した。参加した学生や町民ら約30人が熱心に耳を傾けた。
小川さんは、過去の歴史のなかで、アイヌ民族が受けた強制連行や強制労働などについて語った。小学校時代の授業風景にも触れ、誰かが欠席しなければ自分の机もいすもなく、日常的にいじめられ、子どものころから人権を奪われてきたと話した。「今でも多くの人たちがこうした過去に無関心を装っていることこそ問われる」と語った。
公開授業は、埼玉大学教育学部安藤聡彦教授が指導する教育コースのゼミ「若者自立支援と地域社会」の調査研究の一環として企画された。ひきこもりや不登校だった若者を受け入れている同福祉村の青少年自立支援センター「ビバハウス」の若者たちと農作業などを通して交流も行われている。
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000000908260004