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【COGHCC聖書通読】 2019/11/22

2019-11-22 07:55:09 | 一日一章・聖書通読日記
申命記 9:1-6

「イスラエルよ、聞きなさい。あなたは、きょう、ヨルダンを渡って行って、あなたよりも大きく、かつ強い国々を取ろうとしている。その町々は大きく、石がきは天に達している。 その民は、あなたの知っているアナクびとの子孫であって、大きく、また背が高い。あなたはまた『アナクの子孫の前に、だれが立つことができようか』と人の言うのを聞いた。 それゆえ、あなたは、きょう、あなたの神、主は焼きつくす火であって、あなたの前に進まれることを知らなければならない。主は彼らを滅ぼし、彼らをあなたの前に屈伏させられるであろう。主があなたに言われたように、彼らを追い払い、すみやかに滅ぼさなければならない。 あなたの神、主があなたの前から彼らを追い払われた後に、あなたは心のなかで『わたしが正しいから主はわたしをこの地に導き入れてこれを獲させられた』と言ってはならない。この国々の民が悪いから、主はこれをあなたの前から追い払われるのである。 あなたが行ってその地を獲るのは、あなたが正しいからではなく、またあなたの心がまっすぐだからでもない。この国々の民が悪いから、あなたの神、主は彼らをあなたの前から追い払われるのである。これは主があなたの先祖アブラハム、イサク、ヤコブに誓われた言葉を行われるためである。 それであなたは、あなたの神、主があなたにこの良い地を与えてこれを得させられるのは、あなたが正しいからではないことを知らなければならない。あなたは強情な民である。」

神がイスラエルに与えると約束された地には、巨人族の生き残りであるアナク人が住んでいました。普通の人間が彼らと戦っても勝ち目はないというのが通説でした。しかし神は、彼らを追い払い、速やかに滅ぼすようにと命じられました。なぜなら、イスラエルがアナク人と戦うのではなく、神が自らイスラエルの前に進んで彼らと戦い、彼らを滅ぼし、屈服させると約束されたからです。私たちのなすべきことは、相手を恐れて踏みとどまることではなく、神の約束の御言葉を信じて前進することのみです。なぜ神が自ら戦われ、彼らを滅ぼすと約束されたのでしょうか? それはイスラエルが強いからではなく、イスラエルが正しいからでもなく、アナク人をはじめカナンの先住民たちが罪と悪にまみれて赦されざる状況に至っていたからです。そしてなぜイスラエルなのか? それはイスラエル民族の父祖アブラハム、イサク、ヤコブに、神がご自身の名を指して、この地を与えると約束されたからです。決してイスラエルが強いからでも、正しいからでも、神の恵みを受けるに相応しいからでもありません。むしろ彼らは「うなじのこわい民」とさえ呼ばれるように、強情で、頑固で、自己中心で、高慢な、神の恵みなど到底受けられるはずもない者でした。この正しい自己認識を持つことが、健全な信仰を保つために必要なことです。

https://www.bible.com/bible/81/deu.9.1-6.ja1955

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申命記 9:7-14

「あなたは荒野であなたの神、主を怒らせたことを覚え、それを忘れてはならない。あなたがたはエジプトの地を出た日からこの所に来るまで、いつも主にそむいた。 またホレブにおいてさえ、あなたがたが主を怒らせたので、主は怒ってあなたがたを滅ぼそうとされた。 わたしが石の板すなわち主があなたがたと結ばれた契約の板を受けるために山に登った時、わたしは四十日四十夜、山にいて、パンも食べず水も飲まなかった。 主は神の指をもって書きしるした石の板二枚をわたしに授けられた。その上には、集会の日に主が山で火の中から、あなたがたに告げられた言葉が、ことごとく書いてあった。 すなわち四十日四十夜が終った時、主はわたしにその契約の板である石の板二枚を授け、 そして主はわたしに言われた、『おまえは立って、すみやかにこの所から降りなさい。おまえがエジプトから導き出した民は悪を行ったからである。彼らはわたしが命じた道を早くも離れて、鋳た像を自分たちのために造った』。 主はまたわたしに言われた、『この民を見るのに、これは強情な民である。 わたしを止めるな。わたしは彼らを滅ぼし、彼らの名を天の下から消し去り、おまえを彼らよりも強く、かつ大いなる国民としよう』。」

イスラエルがどれほど神の恵みを受けるに相応しくない者であるかを明らかに示すために、モーセは荒野での40年の歴史を紐解き、出エジプト第2世代の人々に語り聞かせました。イスラエルの民はその旅の途中、幾度も主に向かってつぶやき、神に背き、不信仰の数々を重ねてきました。神の山ホレブにてモーセが神との契約書にあたる十戒を授かっているときでさえ、イスラエルの民は十戒の最初にある第一戒と第二戒、すなわち「あなたはわたしの他に何者をも神としてはならない、あなたは自分のために刻んだ像を造ってはならない」との教えに背き、金の子牛像を造って、これを自分たちの神だとして拝みました。神に全く従いますと約束した舌の根も乾かぬ内に、出エジプト第一世代のイスラエルの民は早くも神を裏切ったのです。このことに怒った神はモーセに、直ちに山を下りるようにと命じ、彼らを滅ぼし尽くすとさえ宣告されました。私たちもまたこのイスラエルの人々を、他人事として傍観してはなりません。これはまさに神が私たち自身のことを指しておられるのです。私たちは自分が神に愛されるに相応しい者であるとなど、微塵にも思ってはなりません。むしろ、神に滅ぼされても致し方ない者、神に背き主の怒りを買う者、自己中心で身勝手で強情な、神に愛される資格など全くない者であると自己認識すべきです。

https://www.bible.com/bible/81/deu.9.7-14.ja1955

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申命記 9:15-21

「そこでわたしは身をめぐらして山を降りたが、山は火で焼けていた。契約の板二枚はわたしの両手にあった。 そしてわたしが見ると、あなたがたは、あなたがたの神、主にむかって罪を犯し、自分たちのために鋳物の子牛を造って、主が命じられた道を早くも離れたので、 わたしはその二枚の板をつかんで、両手から投げ出し、あなたがたの目の前でこれを砕いた。 そしてわたしは前のように四十日四十夜、主の前にひれ伏し、パンも食べず、水も飲まなかった。これはあなたがたが主の目の前に悪をおこない、罪を犯して主を怒らせたすべての罪によるのである。 主は怒りを発し、憤りを起し、あなたがたを怒って滅ぼそうとされたので、わたしは恐れたが、その時もまた主はわたしの願いを聞かれた。 主はまた、はなはだしくアロンを怒って、彼を滅ぼそうとされたが、わたしはその時もまたアロンのために祈った。 わたしはあなたがたが造って罪を得た子牛を取り、それを火で焼き、それを撃ち砕き、よくひいて細かいちりとし、そのちりを山から流れ下る谷川に投げ捨てた。」

山を下りるようにと命じられたモーセは直ちに下山し、イスラエルの民のところに行って目にしたものは、金の子牛を神と仕立て上げて乱交パーティーを行っている愚かで恥ずべきイスラエルの民の姿でした。モーセは神から授かった十戒の刻まれた石の板を粉々に砕き、ホレブの頂で神から十戒を授かっていたときと同じ40日40夜、断食して、神の御前にひれ伏して執り成しの祈りを捧げ、全イスラエルの民を代表してその罪を悔い改め、彼らを滅ぼさないように、また金の子牛を造ったアロンを滅ぼされないように、神の御前に必死に祈り続けました。そして金の子牛を火で焼き、塵となるまで粉々に砕いて谷川に投げ捨てました。これはイスラエルの罪をきよめ、徹底的に取り除くためにモーセが行ったことです。私たちもまた徹底して悔い改め、その罪をきよめていただき、跡形もなくなるまで完全に取り除かなければ、神の怒りを解くことなど到底できないことを、しかと知り置かなければなりません。

https://www.bible.com/bible/81/deu.9.15-21.ja1955

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申命記 9:22-29

「あなたがたはタベラ、マッサおよびキブロテ・ハッタワにおいてもまた主を怒らせた。 また主はカデシ・バルネアから、あなたがたをつかわそうとされた時、『上って行って、わたしが与える地を占領せよ』と言われた。ところが、あなたがたはあなたがたの神、主の命令にそむき、彼を信ぜず、また彼の声に聞き従わなかった。 わたしがあなたがたを知ったその日からこのかた、あなたがたはいつも主にそむいた。 そしてわたしは、さきにひれ伏したように、四十日四十夜、主の前にひれ伏した。主があなたがたを滅ぼすと言われたからである。 わたしは主に祈って言った、『主なる神よ、あなたが大いなる力をもってあがない、強い手をもってエジプトから導き出されたあなたの民、あなたの嗣業を滅ぼさないでください。 あなたのしもべアブラハム、イサク、ヤコブを覚えてください。この民の強情と悪と罪とに目をとめないでください。 あなたがわれわれを導き出された国の人はおそらく、「主は、約束した地に彼らを導き入れることができず、また彼らを憎んだので、彼らを導き出して荒野で殺したのだ」と言うでしょう。 しかし彼らは、あなたの民、あなたの嗣業であって、あなたが大いなる力と伸ばした腕とをもって導き出されたのです』。」

モーセはまたイスラエルの民が神の山ホレブに到達するまでも、再三にわたり神に背いたことも含めて、40日40夜の断食の祈りの中で悔い改め、心の頑ななイスラエルの民を滅ぼそうとされた神に向かって執り成しの祈りを捧げました。しかし神が一度定められたことを思い直させることなど、人にはできません。なぜモーセはできたのでしょうか。それはモーセが幾千万の謝罪の言葉以上に、神の真実に訴えかける執り成しの祈りを捧げたからです。モーセは、神がイスラエルの民をエジプトから脱出させたのは神がイスラエルを導くことができず滅ぼすためであると、異邦人たちにあざ笑われることになってもいいのですか、神の栄光を失わせることがあなたの御心ですかと、神の本質、神の真実の核心を突く祈りを捧げたのです。激しい怒りのあまり愛を見失っていた神の心を冷静に戻させるとは、いかにモーセが神の本質を熟知していたかがわかります。私たちの祈りも、神の御心をよく知った上で、あなたの御心は本当にそうなのですかと、神の本質に訴えかける、神に喜ばれる祈りを捧げる者とならせていただきたいと願います。

https://www.bible.com/bible/81/deu.9.22-29.ja1955
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【今日の聖句】 2019/11/22

2019-11-22 05:35:25 | 今日の聖句
ヨハネの手紙三 1:2 新共同訳

愛する者よ、あなたの魂が恵まれているように、あなたがすべての面で恵まれ、健康であるようにと祈っています。

愛する者のために、その魂が恵まれているだけでなく、日常生活においても恵まれ、健康も支えられるよう祈ることが、隣人愛を具体的に実践することです。すべての人を愛する神の愛に満たされ、自分を愛するように隣人を愛する心を授けていただく私たちでありますように。

https://www.bible.com/bible/1819/3jn.1.2.新共同訳
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