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【COGHCC聖書通読】 2019/11/12

2019-11-12 07:50:19 | 一日一章・聖書通読日記
民数記 35:1-8

エリコに近いヨルダンのほとりのモアブの平野で、主はモーセに言われた、 「イスラエルの人々に命じて、その獲た嗣業のうちから、レビびとに住むべき町々を与えさせなさい。また、あなたがたは、その町々の周囲の放牧地をレビびとに与えなければならない。 その町々は彼らの住む所、その放牧地は彼らの家畜と群れ、およびすべての獣のためである。 あなたがたがレビびとに与える町々の放牧地は、町の石がきから一千キュビトの周囲としなければならない。 あなたがたは町の外で東側に二千キュビト、南側に二千キュビト、西側に二千キュビト、北側に二千キュビトを計り、町はその中央にしなければならない。彼らの町の放牧地はこのようにしなければならない。 あなたがたがレビびとに与える町々は六つで、のがれの町とし、人を殺した者がのがれる所としなければならない。なおこのほかに四十二の町を与えなければならない。 すなわちあなたがたがレビびとに与える町は合わせて四十八で、これをその放牧地と共に与えなければならない。 あなたがたがイスラエルの人々の所有のうちからレビびとに町々を与えるには、大きい部族からは多く取り、小さい部族からは少なく取り、おのおの受ける嗣業にしたがって、その町々をレビびとに与えなければならない」。

約束の地まであともう一歩というところまで来たイスラエルの民に、神はモーセを通じてイスラエル12部族に嗣業の地を分け与えるように命じられましたが、それぞれの部族が建てる町の周囲に、神に仕えることを嗣業とされたレビ族のため放牧地を与えるようにと命じられました。その数は合計48箇所でしたが、一部族あたり4箇所と単純割り算で配分されたのではなく、それぞれの部族の規模に応じて柔軟に対応するようにされました。うち6つは「のがれの町」として、イスラエルの人々が復習から保護されるための町と指定されました。神は四角四面の杓子定規なお方ではなく、常に臨機応変に、柔軟に対処される、慈しみと憐れみとに富むお方です。

https://www.bible.com/bible/81/num.35.1-8.ja1955

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民数記 35:9-15

主はモーセに言われた、 「イスラエルの人々に言いなさい。あなたがたがヨルダンを渡ってカナンの地にはいるときは、 あなたがたのために町を選んで、のがれの町とし、あやまって人を殺した者を、そこにのがれさせなければならない。 これはあなたがたが復讐する者を避けてのがれる町であって、人を殺した者が会衆の前に立って、さばきを受けないうちに、殺されることのないためである。 あなたがたが与える町々のうち、六つをのがれの町としなければならない。 すなわちヨルダンのかなたで三つの町を与え、カナンの地で三つの町を与えて、のがれの町としなければならない。 これらの六つの町は、イスラエルの人々と、他国の人および寄留者のために、のがれの場所としなければならない。すべてあやまって人を殺した者が、そこにのがれるためである。」

神は新しく定められた「のがれの町」について説明されました。これは故意にではなく、偶発的な、不可抗力な理由で誤って人を殺めてしまった場合に、その復讐を逃れるために設けられた安全地帯で、ヨルダン川の向こうにある約束の地カナンに3つ、ヨルダン川東岸の3部族が嗣業とした地に3つ、合計6つののがれの町を設立するように定められました。そしてのがれの町は、神の民イスラエルのみならず、他国人も、寄留者も、入って逃れることができるようにされました。神は既にこのときから国籍や民族を分け隔てすることなく、永遠の救いの約束を予表しておられたのです。

https://www.bible.com/bible/81/num.35.9-15.ja1955

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民数記 35:16-21

「もし人が鉄の器で、人を打って死なせたならば、その人は故殺人である。故殺人は必ず殺されなければならない。 またもし人を殺せるほどの石を取って、人を打って死なせたならば、その人は故殺人である。故殺人は必ず殺されなければならない。 あるいは人を殺せるほどの木の器を取って、人を打って死なせたならば、その人は故殺人である。故殺人は必ず殺されなければならない。 血の復讐をする者は、自分でその故殺人を殺すことができる。すなわち彼に出会うとき、彼を殺すことができる。 またもし恨みのために人を突き、あるいは故意に人に物を投げつけて死なせ、 あるいは恨みによって手で人を打って死なせたならば、その打った者は必ず殺されなければならない。彼は故殺人だからである。血の復讐をする者は、その故殺人に出会うとき殺すことができる。」

のがれの町に入ることのできる人を規定するため、神はまず故意の殺人について説明されました。鉄や大きな石、頑丈な木など、最初からその人を殺すつもりで計画的に殺人を犯した場合、恨みを抱いて人を突き飛ばしたり物を投げつけたりした場合など、故意の殺人は神と人との前に許されることなく、復讐しても良いと定められました。最近、格闘ゲームなどをプレイしながら、平気で「死ね」と叫ぶ子どもが増えてきていますが、これは危機的状況です。私たちは人に対して悪意を抱き、殺したいという衝動に駆られることのないよう、常日頃から心をきよく保ち、また口から出る言葉にも注意を払わなければなりません。

https://www.bible.com/bible/81/num.35.16-21.ja1955

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民数記 35:22-28

「しかし、もし恨みもないのに思わず人を突き、または、なにごころなく人に物を投げつけ、 あるいは人のいるのも見ずに、人を殺せるほどの石を投げつけて死なせた場合、その人がその敵でもなく、また害を加えようとしたのでもない時は、 会衆はこれらのおきてによって、その人を殺した者と、血の復讐をする者との間をさばかなければならない。 すなわち会衆はその人を殺した者を血の復讐をする者の手から救い出して、逃げて行ったのがれの町に返さなければならない。その者は聖なる油を注がれた大祭司の死ぬまで、そこにいなければならない。 しかし、もし人を殺した者が、その逃げて行ったのがれの町の境を出た場合、 血の復讐をする者は、のがれの町の境の外で、これに出会い、血の復讐をする者が、その人を殺した者を殺しても、彼には血を流した罪はない。 彼は大祭司の死ぬまで、そののがれの町におるべきものだからである。大祭司の死んだ後は、人を殺した者は自分の所有の地にかえることができる。」

次いで神は、故意の殺人ではない、死に値することのない殺人を誤って犯してしまった人のために、のがれの町に出入りする規定を定められました。のがれの町がヨルダン川の両岸に均等に設けられたのも、復讐のための追っ手から逃れることのできるように、主の掟に則って正しい裁判を受けることのできるようにとの神の配慮です。一度のがれの町に入ったならば、大祭司の死ぬときまでその中に留まらなければなりませんでした。一歩でも外に出たならば、復讐を受けても仕方ないとされました。これは来たるべき神の救いを予表するものです。キリストの十字架を信じ罪赦された私たちは今、のがれの町の中にいるようなものです。この救いの恵みの内に留まっていなければ、たちまちのうちにサタンの手に掛かり、私たちに罪を犯させ、死に至らしめる結末を招いてしまいます。主イエスの懐というのがれの町に入れていただいたさいわいに感謝いたします。

https://www.bible.com/bible/81/num.35.22-28.ja1955

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民数記 35:29-34

「これらのことはすべてあなたがたの住む所で、代々あなたがたのためのおきての定めとしなければならない。 人を殺した者、すなわち故殺人はすべて証人の証言にしたがって殺されなければならない。しかし、だれもただひとりの証言によって殺されることはない。 あなたがたは死に当る罪を犯した故殺人の命のあがないしろを取ってはならない。彼は必ず殺されなければならない。 また、のがれの町にのがれた者のために、あがないしろを取って大祭司の死ぬ前に彼を自分の地に帰り住まわせてはならない。 あなたがたはそのおる所の地を汚してはならない。流血は地を汚すからである。地の上に流された血は、それを流した者の血によらなければあがなうことができない。 あなたがたは、その住む所の地、すなわちわたしのおる地を汚してはならない。主なるわたしがイスラエルの人々のうちに住んでいるからである」。

のがれの町に逃げ込んだ人は、神と人との前に正しい裁判を受ける権利が約束されましたが、大祭司が死ぬまでは、自分の町に帰ってはならないと定められました。その理由は神の民イスラエルに与えられた嗣業の地を殺人の罪で汚すことのないようにするためで、カインが弟アベルを殺害した血の故に大地が呪われ、主の祝福を受けることができなくなったとの創世記の記事にも由来することです。同時に、大祭司の死によって罪が購われるとの説明は、やがて来る永遠の大祭司キリスト・イエスの十字架の死によって全人類の罪が赦される予表でもあります。ごくわずかにでも罪の要素が入るならば、私たちは神の祝福が受けられなくなることを覚え、また罪の赦しを受ける恵みに与るさいわいに感謝して、きよい信仰生活を日々保つ私たちでありますように。

https://www.bible.com/bible/81/num.35.29-34.ja1955
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【今日の聖句】 2019/11/12

2019-11-12 05:25:51 | 今日の聖句
イザヤ書 54:10 新共同訳‬‬

山が移り、丘が揺らぐこともあろう。
しかし、わたしの慈しみはあなたから移らず
わたしの結ぶ平和の契約が揺らぐことはないと
あなたを憐れむ主は言われる。

たとい天変地異で大地殻変動が起きたとしても、私たちに対する神の愛は変わることなく注がれ、やがて永遠の天に導き入れられる契約は決して取り消されないと、神は常に告げておられます。真実な神に信頼し、その御言葉を心の内に堅く保って、永遠の救いに与る私たちでありますように。

https://www.bible.com/bible/1819/isa.54.10.新共同訳
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