民数記 31:1-10
さて主はモーセに言われた、 「ミデアンびとにイスラエルの人々のあだを報いなさい。その後、あなたはあなたの民に加えられるであろう」。 モーセは民に言った、「あなたがたのうちから人を選んで戦いのために武装させ、ミデアンびとを攻めて、主のためミデアンびとに復讐しなさい。 すなわちイスラエルのすべての部族から、部族ごとに千人ずつを戦いに送り出さなければならない」。 そこでイスラエルの部族のうちから部族ごとに千人ずつを選び、一万二千人を得て、戦いのために武装させた。 モーセは各部族から千人ずつを戦いにつかわし、また祭司エレアザルの子ピネハスに、聖なる器と吹き鳴らすラッパとを執らせて、共に戦いにつかわした。 彼らは主がモーセに命じられたようにミデアンびとと戦って、その男子をみな殺した。 その殺した者のほかにまたミデアンの王五人を殺した。その名はエビ、レケム、ツル、フル、レバである。またベオルの子バラムをも、つるぎにかけて殺した。 またイスラエルの人々はミデアンの女たちとその子供たちを捕虜にし、その家畜と、羊の群れと、貨財とをことごとく奪い取り、 そのすまいのある町々と、そのとを、ことごとく火で焼いた。
主はモーセのいのちを取り去る前に、イスラエルに姦淫と偶像礼拝の罪を持ち込ませるように謀略を働いたミデアン人を聖絶するようにと命じられました。モーセは各部族から1,000人ずつ、合計12,000人の精鋭部隊を召集し、祭司エレアザルの子ピネハスに聖なる器とラッパを授けて、ミデアン人討伐に遣わしました。すると彼らはミデアン軍を打ち破り、兵士となる成人男性を殲滅し、またミデアンの王5人と、イスラエルを呪うために招聘されたベオルの子バラムも殺害し、残された女性と子どもを捕虜とし、また家畜や財産を奪い取り、町々に火を放って滅ぼしました。聖絶という言葉は、安易に用いてはならない言葉です。なぜならすべての生き物にいのちを賜る神が、そのいのちを取り去るようにと命じるのは、死に値する罪があると認められたときだけです。その点で、イスラエルを呪おうと呪術師バラムを招き、それが禁じられたことと悟るとイスラエルの中に罪を持ち込ませて内部から崩そうと陰謀を企み、結果として疫病によって24,000人も死に至らしめたミデアン人は、主が聖絶を命じるに値する罪深き者だったのです。
https://www.bible.com/bible/81/num.31.1-10.ja1955
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民数記 31:11-24
こうして彼らはすべて奪ったものと、かすめたものとは人をも家畜をも取り、 その生けどった者と、かすめたものと、奪ったものとを携えて、エリコに近いヨルダンのほとりのモアブの平野の宿営におるモーセと祭司エレアザルとイスラエルの人々の会衆のもとへもどってきた。 ときにモーセと祭司エレアザルと会衆のつかさたちはみな宿営の外に出て迎えたが、 モーセは軍勢の将たち、すなわち戦場から帰ってきた千人の長たちと、百人の長たちに対して怒った。 モーセは彼らに言った、「あなたがたは女たちをみな生かしておいたのか。 彼らはバラムのはかりごとによって、イスラエルの人々に、ペオルのことで主に罪を犯させ、ついに主の会衆のうちに疫病を起すに至った。 それで今、この子供たちのうちの男の子をみな殺し、また男と寝て、男を知った女をみな殺しなさい。 ただし、まだ男と寝ず、男を知らない娘はすべてあなたがたのために生かしておきなさい。 そしてあなたがたは七日のあいだ宿営の外にとどまりなさい。あなたがたのうちすべて人を殺した者、およびすべて殺された者に触れた者は、あなたがた自身も、あなたがたの捕虜も共に、三日目と七日目とに身を清めなければならない。 またすべての衣服と、すべての皮の器と、すべてやぎの毛で作ったものと、すべての木の器とを清めなければならない」。 祭司エレアザルは戦いに出たいくさびとたちに言った、「これは主がモーセに命じられた律法の定めである。 金、銀、青銅、鉄、すず、鉛など、 すべて火に耐える物は火の中を通さなければならない。そうすれば清くなるであろう。なおその上、汚れを清める水で、清めなければならない。しかし、すべて火に耐えないものは水の中を通さなければならない。 あなたがたは七日目に衣服を洗わなければならない。そして清くなり、その後宿営にはいることができる」。
ミデアン軍を打ち破り、捕虜と分捕り物と共に帰還したイスラエル精鋭部隊を出迎えたモーセは、イスラエルに罪をもたらし、主の怒りを招いて疫病で多くの死者を出す元凶となったミデアン人を生かしておいたことを叱責し、この罪に荷担したと見なされる女性と男の子を皆殺しにするようにと命じました。これは罪の原因を徹底的に取り除くと同時に、やがてイスラエルの中に生き残った彼らが報復に出ることを未然に防ぐものでもありました。その上で、戦や主の命令で人を殺めた者は、宿営の外できよめの儀式を執り行い7日の期間を過ごした後、宿営に戻るようにと命じました。また分捕り物に関しても、金属類など不燃物は火を通して、可燃物はきよめの水によってきよめるようにと命じました。主のご命令であっても、人の命を奪った者、死体に触れた者、また罪に触れた物品は、すべてきよめられなければ、聖なる民の内に持ち込むことはできません。罪の要素が神の民の中に入り込むことを徹底的に防がれた主の御心を知り、私たちもまたいかなる罪も要因も持ち込まないように心掛け、きよい信仰生活を全うする者でありたいと願います。
https://www.bible.com/bible/81/num.31.11-24.ja1955
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民数記 31:25-47
主はモーセに言われた、 「あなたと祭司エレアザルおよび会衆の氏族のかしらたちは、その生けどった人と家畜の獲物の総数を調べ、 その獲物を戦いに出た勇士と、全会衆とに折半しなさい。 そして戦いに出たいくさびとに、人または牛、またはろば、または羊を、おのおの五百ごとに一つを取り、みつぎとして主にささげさせなさい。 すなわち彼らが受ける半分のなかから、それを取り、主にささげる物として祭司エレアザルに渡しなさい。 またイスラエルの人々が受ける半分のなかから、その獲た人または牛、またはろば、または羊などの家畜を、おのおの五十ごとに一つを取り、主の幕屋の務をするレビびとに与えなさい」。 モーセと祭司エレアザルとは主がモーセに命じられたとおりに行った。 そこでその獲物、すなわち、いくさびとたちが奪い取ったものの残りは羊六十七万五千、 牛七万二千、 ろば六万一千、 人三万二千、これはみな男と寝ず、男を知らない女であった。 そしてその半分、すなわち戦いに出た者の分は羊三十三万七千五百、 主にみつぎとした羊は六百七十五。 牛は三万六千、そのうちから主にみつぎとしたものは七十二。 ろばは三万五百、そのうちから主にみつぎとしたものは六十一。 人は一万六千、そのうちから主にみつぎとしたものは三十二人であった。 モーセはそのみつぎを主にささげる物として祭司エレアザルに渡した。主がモーセに命じられたとおりである。 モーセが戦いに出た人々とは別にイスラエルの人々に与えた半分、 すなわち会衆の受けた半分は羊三十三万七千五百、 牛三万六千、 ろば三万五百、 人一万六千であって、 モーセはイスラエルの人々の受けた半分のなかから、人および獣をおのおの五十ごとに一つを取って、主の幕屋の務をするレビびとに与えた。主がモーセに命じられたとおりである。
主の命じられた通りきよめられた分捕り物は、戦に出て敵と戦った精鋭部隊だけでなく、宿営にいたその他の民との間で折半されました。全イスラエル約60万人のうち、12,000人の精鋭部隊が分捕り物の半分を得たことは、その働きに対する報酬ですが、残りの約59万人の民たちも、その分配に与ることができたのは、神の憐れみであり、また背後で祈り支えた人々に対する報酬です。そしてすべての民が、得たものの中から貢ぎ物として神に捧げることを通して、レビ人にも報酬を分かち合いました。このようにして、イスラエルはすべての民の間で、その働きに応じて財産を共有し、全体が神の賜る祝福に与ることを原則としていました。私たちもまた神の祝福を独り占めすることなく、私たちと関わりを持つ周囲のすべての人々と祝福を分かち合う、与えること、共有することを喜びとする者でありますように。
https://www.bible.com/bible/81/num.31.25-47.ja1955
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民数記 31:48-54
時に軍勢の将であったものども、すなわち千人の長たちと百人の長たちとがモーセのところにきて、 モーセに言った、「しもべらは、指揮下のいくさびとを数えましたが、われわれのうち、ひとりも欠けた者はありませんでした。 それで、われわれは、おのおの手に入れた金の飾り物、すなわち腕飾り、腕輪、指輪、耳輪、首飾りなどを主に携えてきて供え物とし、主の前にわれわれの命のあがないをしようと思います」。 モーセと祭司エレアザルとは、彼らから細工を施した金の飾り物を受け取った。 千人の長たちと百人の長たちとが、主にささげものとした金は合わせて一万六千七百五十シケル。 いくさびとは、おのおの自分のぶんどり物を獲た。 モーセと祭司エレアザルとは、千人の長たちと百人の長たちとから、その金を受け取り、それを携えて会見の幕屋に入り、主の前に置いてイスラエルの人々のために記念とした。
モーセの命を受けてミデアン人討伐に出陣した精鋭部隊の長たちは、自らモーセの前に進み出て、この戦でイスラエルに一人も犠牲者が出なかったことに感謝して、そのいのちの購いとして、自らが得た分捕り物のうち、金の飾り物を神に捧げたいと申し出ました。モーセと祭司エレアザルは彼らの自主的な捧げものを喜んで受け取り、会見の幕屋に入って主の御前に置いて、イスラエルの人々のために記念としました。その量は16,750シケル、聖所のシケルを11.6グラムとして換算すると、194.3キログラムに相当する量でした。神は私たちのいのちを守られる主、私たちが今生きていることは、神の守りの故であることと覚えて、自主的に神に感謝を捧げる私たちでありますように。
https://www.bible.com/bible/81/num.31.48-54.ja1955
さて主はモーセに言われた、 「ミデアンびとにイスラエルの人々のあだを報いなさい。その後、あなたはあなたの民に加えられるであろう」。 モーセは民に言った、「あなたがたのうちから人を選んで戦いのために武装させ、ミデアンびとを攻めて、主のためミデアンびとに復讐しなさい。 すなわちイスラエルのすべての部族から、部族ごとに千人ずつを戦いに送り出さなければならない」。 そこでイスラエルの部族のうちから部族ごとに千人ずつを選び、一万二千人を得て、戦いのために武装させた。 モーセは各部族から千人ずつを戦いにつかわし、また祭司エレアザルの子ピネハスに、聖なる器と吹き鳴らすラッパとを執らせて、共に戦いにつかわした。 彼らは主がモーセに命じられたようにミデアンびとと戦って、その男子をみな殺した。 その殺した者のほかにまたミデアンの王五人を殺した。その名はエビ、レケム、ツル、フル、レバである。またベオルの子バラムをも、つるぎにかけて殺した。 またイスラエルの人々はミデアンの女たちとその子供たちを捕虜にし、その家畜と、羊の群れと、貨財とをことごとく奪い取り、 そのすまいのある町々と、そのとを、ことごとく火で焼いた。
主はモーセのいのちを取り去る前に、イスラエルに姦淫と偶像礼拝の罪を持ち込ませるように謀略を働いたミデアン人を聖絶するようにと命じられました。モーセは各部族から1,000人ずつ、合計12,000人の精鋭部隊を召集し、祭司エレアザルの子ピネハスに聖なる器とラッパを授けて、ミデアン人討伐に遣わしました。すると彼らはミデアン軍を打ち破り、兵士となる成人男性を殲滅し、またミデアンの王5人と、イスラエルを呪うために招聘されたベオルの子バラムも殺害し、残された女性と子どもを捕虜とし、また家畜や財産を奪い取り、町々に火を放って滅ぼしました。聖絶という言葉は、安易に用いてはならない言葉です。なぜならすべての生き物にいのちを賜る神が、そのいのちを取り去るようにと命じるのは、死に値する罪があると認められたときだけです。その点で、イスラエルを呪おうと呪術師バラムを招き、それが禁じられたことと悟るとイスラエルの中に罪を持ち込ませて内部から崩そうと陰謀を企み、結果として疫病によって24,000人も死に至らしめたミデアン人は、主が聖絶を命じるに値する罪深き者だったのです。
https://www.bible.com/bible/81/num.31.1-10.ja1955
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民数記 31:11-24
こうして彼らはすべて奪ったものと、かすめたものとは人をも家畜をも取り、 その生けどった者と、かすめたものと、奪ったものとを携えて、エリコに近いヨルダンのほとりのモアブの平野の宿営におるモーセと祭司エレアザルとイスラエルの人々の会衆のもとへもどってきた。 ときにモーセと祭司エレアザルと会衆のつかさたちはみな宿営の外に出て迎えたが、 モーセは軍勢の将たち、すなわち戦場から帰ってきた千人の長たちと、百人の長たちに対して怒った。 モーセは彼らに言った、「あなたがたは女たちをみな生かしておいたのか。 彼らはバラムのはかりごとによって、イスラエルの人々に、ペオルのことで主に罪を犯させ、ついに主の会衆のうちに疫病を起すに至った。 それで今、この子供たちのうちの男の子をみな殺し、また男と寝て、男を知った女をみな殺しなさい。 ただし、まだ男と寝ず、男を知らない娘はすべてあなたがたのために生かしておきなさい。 そしてあなたがたは七日のあいだ宿営の外にとどまりなさい。あなたがたのうちすべて人を殺した者、およびすべて殺された者に触れた者は、あなたがた自身も、あなたがたの捕虜も共に、三日目と七日目とに身を清めなければならない。 またすべての衣服と、すべての皮の器と、すべてやぎの毛で作ったものと、すべての木の器とを清めなければならない」。 祭司エレアザルは戦いに出たいくさびとたちに言った、「これは主がモーセに命じられた律法の定めである。 金、銀、青銅、鉄、すず、鉛など、 すべて火に耐える物は火の中を通さなければならない。そうすれば清くなるであろう。なおその上、汚れを清める水で、清めなければならない。しかし、すべて火に耐えないものは水の中を通さなければならない。 あなたがたは七日目に衣服を洗わなければならない。そして清くなり、その後宿営にはいることができる」。
ミデアン軍を打ち破り、捕虜と分捕り物と共に帰還したイスラエル精鋭部隊を出迎えたモーセは、イスラエルに罪をもたらし、主の怒りを招いて疫病で多くの死者を出す元凶となったミデアン人を生かしておいたことを叱責し、この罪に荷担したと見なされる女性と男の子を皆殺しにするようにと命じました。これは罪の原因を徹底的に取り除くと同時に、やがてイスラエルの中に生き残った彼らが報復に出ることを未然に防ぐものでもありました。その上で、戦や主の命令で人を殺めた者は、宿営の外できよめの儀式を執り行い7日の期間を過ごした後、宿営に戻るようにと命じました。また分捕り物に関しても、金属類など不燃物は火を通して、可燃物はきよめの水によってきよめるようにと命じました。主のご命令であっても、人の命を奪った者、死体に触れた者、また罪に触れた物品は、すべてきよめられなければ、聖なる民の内に持ち込むことはできません。罪の要素が神の民の中に入り込むことを徹底的に防がれた主の御心を知り、私たちもまたいかなる罪も要因も持ち込まないように心掛け、きよい信仰生活を全うする者でありたいと願います。
https://www.bible.com/bible/81/num.31.11-24.ja1955
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民数記 31:25-47
主はモーセに言われた、 「あなたと祭司エレアザルおよび会衆の氏族のかしらたちは、その生けどった人と家畜の獲物の総数を調べ、 その獲物を戦いに出た勇士と、全会衆とに折半しなさい。 そして戦いに出たいくさびとに、人または牛、またはろば、または羊を、おのおの五百ごとに一つを取り、みつぎとして主にささげさせなさい。 すなわち彼らが受ける半分のなかから、それを取り、主にささげる物として祭司エレアザルに渡しなさい。 またイスラエルの人々が受ける半分のなかから、その獲た人または牛、またはろば、または羊などの家畜を、おのおの五十ごとに一つを取り、主の幕屋の務をするレビびとに与えなさい」。 モーセと祭司エレアザルとは主がモーセに命じられたとおりに行った。 そこでその獲物、すなわち、いくさびとたちが奪い取ったものの残りは羊六十七万五千、 牛七万二千、 ろば六万一千、 人三万二千、これはみな男と寝ず、男を知らない女であった。 そしてその半分、すなわち戦いに出た者の分は羊三十三万七千五百、 主にみつぎとした羊は六百七十五。 牛は三万六千、そのうちから主にみつぎとしたものは七十二。 ろばは三万五百、そのうちから主にみつぎとしたものは六十一。 人は一万六千、そのうちから主にみつぎとしたものは三十二人であった。 モーセはそのみつぎを主にささげる物として祭司エレアザルに渡した。主がモーセに命じられたとおりである。 モーセが戦いに出た人々とは別にイスラエルの人々に与えた半分、 すなわち会衆の受けた半分は羊三十三万七千五百、 牛三万六千、 ろば三万五百、 人一万六千であって、 モーセはイスラエルの人々の受けた半分のなかから、人および獣をおのおの五十ごとに一つを取って、主の幕屋の務をするレビびとに与えた。主がモーセに命じられたとおりである。
主の命じられた通りきよめられた分捕り物は、戦に出て敵と戦った精鋭部隊だけでなく、宿営にいたその他の民との間で折半されました。全イスラエル約60万人のうち、12,000人の精鋭部隊が分捕り物の半分を得たことは、その働きに対する報酬ですが、残りの約59万人の民たちも、その分配に与ることができたのは、神の憐れみであり、また背後で祈り支えた人々に対する報酬です。そしてすべての民が、得たものの中から貢ぎ物として神に捧げることを通して、レビ人にも報酬を分かち合いました。このようにして、イスラエルはすべての民の間で、その働きに応じて財産を共有し、全体が神の賜る祝福に与ることを原則としていました。私たちもまた神の祝福を独り占めすることなく、私たちと関わりを持つ周囲のすべての人々と祝福を分かち合う、与えること、共有することを喜びとする者でありますように。
https://www.bible.com/bible/81/num.31.25-47.ja1955
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民数記 31:48-54
時に軍勢の将であったものども、すなわち千人の長たちと百人の長たちとがモーセのところにきて、 モーセに言った、「しもべらは、指揮下のいくさびとを数えましたが、われわれのうち、ひとりも欠けた者はありませんでした。 それで、われわれは、おのおの手に入れた金の飾り物、すなわち腕飾り、腕輪、指輪、耳輪、首飾りなどを主に携えてきて供え物とし、主の前にわれわれの命のあがないをしようと思います」。 モーセと祭司エレアザルとは、彼らから細工を施した金の飾り物を受け取った。 千人の長たちと百人の長たちとが、主にささげものとした金は合わせて一万六千七百五十シケル。 いくさびとは、おのおの自分のぶんどり物を獲た。 モーセと祭司エレアザルとは、千人の長たちと百人の長たちとから、その金を受け取り、それを携えて会見の幕屋に入り、主の前に置いてイスラエルの人々のために記念とした。
モーセの命を受けてミデアン人討伐に出陣した精鋭部隊の長たちは、自らモーセの前に進み出て、この戦でイスラエルに一人も犠牲者が出なかったことに感謝して、そのいのちの購いとして、自らが得た分捕り物のうち、金の飾り物を神に捧げたいと申し出ました。モーセと祭司エレアザルは彼らの自主的な捧げものを喜んで受け取り、会見の幕屋に入って主の御前に置いて、イスラエルの人々のために記念としました。その量は16,750シケル、聖所のシケルを11.6グラムとして換算すると、194.3キログラムに相当する量でした。神は私たちのいのちを守られる主、私たちが今生きていることは、神の守りの故であることと覚えて、自主的に神に感謝を捧げる私たちでありますように。
https://www.bible.com/bible/81/num.31.48-54.ja1955