二十四節気の生活もまた楽し、
冬至、
空が明け染め、
明けの明星が朝を告げようとするも、
なお闇が覆う、
やがて輝きが、
一昨日の午後、
京の路地を抜けて、
四条烏丸、
京都バスに乗り大原に向かう、
北に行くにつけて、
時雨て来る、
出町柳を過ぎると案の定、
霙に代わる、
終点、
大原、
菜の花漬けにするのであろうか、
それとも菜種油を、
苗が並ぶ、
里山から冷気が降りて来る、
ここで見つけたヤブコウジ、
銀座の苔盆栽とは違って
野にある姿、
小さな赤い実が横に並び、
時雨の露を、
マンリョウもまた紅の彩りを、
緑の苔に添える、
トクサとマンリョウ、
センリョウに、
赤と白の南天が、
寒椿が、
出会う冬桜(不断桜とも)
奥ゆかしい限りの冬の桜、
梅の蕾も負けじ耐える、
冬の一日が静かに過ぎる、