名古屋季節だより

京都・静岡・宝塚・東京・横浜、
そして尾張名古屋からの季節だより

煌めく川面

2013-02-26 08:27:06 | 日記
水ぬるむ春には、まだ遠いけれど、陽射しに少しずつ春を感じだす。
明るく煌めく川面に、凍えていた目線が吸い込まれていく。
しかし一方、日本海側、北海道・東北には、これまでにない寒波が襲来。
小さな日本列島にも、山を一つ隔てて日々の天候には大きな違いがある。

     


何処で何が起きているかは、誰もが瞬時に知ることができる情報社会。
情報は早いが、知るとそれで終わってしまう情報の足の速さにも驚く。
知ることの大切さを思うけれども、知ってしまうと、
そのことが分かっかのように思う怖さも知る。
そこに住み、生活して初めて分かってくるその土地の機微。

三つ葉のクローバーの花は、小さな白いボンボンだと思っていたが、
この花は何だろうと調べてみると、イモカタバミというらしい。
何時も見慣れていた、薄い紫色の小さなカタバミの何倍もの大きさに驚く。
砂利の混じった道の端にも力強く生えている。
まさしく野の花。
ここ唐津には早すぎる小さな春が来ていた。

     


付けたり

キリスト教学校に勤める皆さん、
「疲れている体」
心が疲れると、体も疲れてきます。
洪水のような情報にいつも囲まれていると、
人が人に出会って、ほっと息つくのでしょうが、
半面、人との出会いに疲れてしまうことも多くあります。
口を突いて出て来る言葉が、愚痴ばかりになってきそうだと感じた時、
心の病んだ疲れに、日頃見過ごしていた野の花に目を注いでみてはどうですか。
都会の舗装された道路にも、かろうじて残された埃のような土を見つけます。
そこに生えている、名の知らぬ草花、
何時も忙しさに見ても見ず、通り過ぎていた周りに、
目を止めると気づきだす世界があるものです。
心が捜しだすと、見えなかった世界が見えてきます、自分だけの世界です。



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