[ALIVE-news]より転載いたしました。
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◆ ALIVE-news ◆福島原発の現状、依然として危機的┃2011.4.28
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4月27日に、民主党の環境部門会議があり、環境副大臣、環境政務
官等も出席、環境省から被災地におけるペットの救護について報告
がありました。議員からは、多数の市民や団体から原発警戒区域内
に置き去りにされている動物救護の要請が寄せられている、政府の
対応が遅すぎる、という批判の声もあがりました。
そのあと、動物愛護政策に関わる6名の議員が、枝野官房長官に面会
し、ペット等の救護対策の進展を要望されました。
この日、衆議院会館では、原子力保安院を呼んで「福島原発事故に
関する公開質疑~事態の見通しと対応策を聞く」という超党派の議員
の集まりもありました。
結局のところ、保安院が、20キロ圏内への立入りを強固に拒む最大の
理由は、原発から未だに高濃度の放射線が放出されていること、
場合によっては今後さらに悪化する可能性があること、
それがいつ起こるか予測できないこと、などによるものです。
一般には、原発事故は未だ収束はしないものの、一応は安定している
かのように見られていますが、実際はそうではないのでしょう。
原発30キロ以上にまで「計画的避難区域」と「緊急時避難準備区域」
を設定したことについて、首相官邸のホームページでは次のように
書いています。
「ALIVEーnews]より転載です
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「計画的避難区域」と「緊急時避難準備区域」の設定について
平成23年4月22日
http://www.kantei.go.jp/saigai/20110411keikakuhinan.html
2.「緊急時避難準備区域」の設定
(1) 同発電所の事故の状況がまだ安定していないため、これまで
屋内退避地域」に設定されていた半径20kmから30kmの区域の
大部分は、今後なお、緊急時に屋内退避や避難の対応が求められる
可能性が否定できない状況にあります。
(2) このように、同発電所の事故の状況がまだ安定せず緊急に
対応することが求められる可能性があり得ることや屋内退避の現況
を踏まえ、原則として、これまでの「屋内退避区域」で上記1.の
「計画的避難区域」に該当する区域以外の区域を「緊急時避難準備
区域」に設定しました。
(3) この区域の方には、常に緊急時に屋内退避や避難が可能な
準備をしていていただくことが必要です。
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> すなわち、今後、また水素爆発や大量の放射線の放出があり得ること
> を示唆しているのです。
> (そのような事態にならないことをひたすら祈るのみです。)
>
> しかし、このような最悪の事態もあり得ると公言すれば、社会が
> パニックになるおそれがあり、それは言えない。そのため、ますます
> 住民や市民の不信感がつのるという状況のまま、ずるずると時が過ぎ
> ているように思えます。
>
> すべての根源は、福島原発の現状が依然として危機的であること、
> にあります。
>