西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

黒川紀章作「奈良コミュニティ住宅」の鳩公害

2007-11-06 | 住まい・建築と庭
亡くなった黒川紀章さんの作品で奈良にあるものに「写真美術館」そしてJR奈良駅の南にある市営住宅、通称「コミュニティ住宅」と言われるものがある。一度、ブログで話題にした。http://blog.goo.ne.jp/in0626/e/5d896beb6b7a55318c051901e7c0db13
この記事の写真が「コミュニティ住宅」だ。で、今朝の民放テレビで、この住棟での「鳩公害」のことをやっていた。写真の「裏側」は棟が鋭角的に広がっているが、ここは鳩が好きなようで集まってきて、バルコニー部に、軒下部に巣を作っているようだ。管理者の奈良市も大いに困っている。こういう「鳩公害」などは普通、予測できないものだが、しかしまあ建築設計にあたっては、日常起こることは当然として非日常で起こりうることをどれだけ多く予測し、事前に設計段階で対応を如何にするかで「智恵のある建築家」かどうかとなろう。あちらで黒川さんは「まあ平和の象徴だから鳩ぐらいいいではないか」言っているかもしれないが・・・。

又もやビックリ、小沢さんの代表辞任表明

2007-11-05 | 時論、雑感
民主党の小沢一郎代表が4日、記者会見して代表辞任を表明、鳩山由紀夫幹事長に辞表を出したと言う。又もやビックリである。安倍さんの時ほどでもないが「エー」と絶句した。しかし、元々は自民党田中派からスタートしてあれこれの党を立ち上げたり壊したりの繰り返しの人だから・・・。でも、どういうことがあったのか、どういう風に推移するのか、じっくり見守っていきたい。

誕生日の電話

2007-11-04 | 生活描写と読書・観劇等の文化
昨日、11月3日は金沢にいる妹の誕生日で、私は何時も11月3日の朝に「誕生日おめでとう」と電話する。それで近況を色々と喋る。妹からは私の誕生日の6月26日(「露天風呂のの日)に同じく電話がかかってくる。
今年は、高校の同窓会があったので、金沢に行ったが、中々毎年のように行かなくなった。両親や祖父母がもういないためもある。最近は、墓参りについても、先祖の墓に供える「切子」を妹夫婦に頼んでいる。コミュニケーションは電話となっている。11月3日に電話すると間髪を入れずに受話器が上がる感じ、6月26日も同じことだ。還暦を越えた兄妹の会話である。

地域SNS「けいはんな」スタート

2007-11-03 | SNS、地域SNS、ブログ
今日は11月3日、文化の日である。その文化の日に私の住む地域で文化的出来事があった。地域SNS「けいはんな」が「けいはんなプラザ」でスタートをしたのだ。現在のメンバー144名、今日のイベント参加は31名、夕方の懇親会参加は23名とのことである。私は色々あって夕方の懇親会のみ出席した。

「けいはんな」は「けい・はん・な」であり、地域領域も示しており、それは京都府(けい)、大阪府(はん)、奈良県(な)にまたがっている。市町でいうと、京都府では、木津川市、京田辺市そして私の住む精華町であり、大阪府では、枚方市、交野市、四条畷市であり、奈良県では奈良市と生駒市である。全体は8市町だ。まあ、考えようによっては、3府県の辺境地域と言っても良い。しかし、私はそれを逆手にとって地域活性化の「辺境地革命」を目指せば、と秘かに思っている。
バーチャル(ネット)には144名、リアル(顔合わせ)では31名、本日はリアルはバーチャルの1/4~1/5である。

この地域SNSを活用し、「けいはんな」を隅々まで楽しみ、一期一会で楽しくコミュニケーションし、住みよい町を造っていくことを目指していきたい。

とにかく、「けいはんな」地域には、日本で二つしかない国立国会図書館があり、厚労省の「私の仕事館」もある。最低、これらを活用しない「手」はないだろう。

関心のある皆さーん、是非、連絡してみてください。

自民党、民主党の大連立論

2007-11-02 | 時論、雑感
「えー」と一応思ってしまう。あれほど福田自民党政権に対立していた小沢民主党が、自民党・福田総裁(政府総理)の「大連立」提案に対して「持ち帰って検討」と返事したというニュースが夜のニュースで流れたからだ。ビックリと同時に「やっぱり」という感想も浮かぶ。元々、小沢さんの出自は自民党の田中角栄派なのだから・・・。
でも、こういう馬鹿でかい政治集団になると一瞬「保守独裁」の図と思うが、今後を考えると小選挙区制ではもたない。「大連立」では、自民、民主が仲良く当選しないといけないからだ。
で、又、定員3名位の「中選挙区制」にして自民、民主で3名中2名を各1名で獲得して憲法改正安定勢力獲得狙いかな、と思ってしまう。後の1名を公明党、日本共産党の奪い合いになるのかな。でも当面、民主党内部で反対が出るだろうし、公明党も自民党に猛反発するだろう。日本共産党も反対だろう。成り行きを見守りたい。

「ニチアス」耐火材で偽装、ウーン・・・

2007-11-02 | 住まい・建築と庭
食の「赤福餅」「御福餅」「船場吉兆」の「期限改ざん」が問題になっていると思ったら、住の分野でも大手建材メーカーの「ニチアス」が、住宅の軒裏などに使われる耐火材(01年以降)の性能試験で、試験体に水を含ませたり、実際に販売するものより性能の高い材料を使ったりする偽装を施し、国土交通省の認定を受けていたことが10月30日に判明した。(最初は、内部告発による)「ウーン・・・」である。納入先は、旭化成ホームズ(商品名:ヘーベル・ハウス)など9社と言う。対象製品は全国で約10万棟に使われ、うち少なくとも約4万棟分は国の耐火基準を満たしていないようだ。こういう性能や基準は、一般住民では分らない。市民にプラスになる「内部告発」者は保護されるという法規が確かあったと思うが、勇気ある内部告発に頼るしかないのであろうか。

「21世紀COEの苦しかった5年間」毛利和子(早大)

2007-11-01 | 色々な仮説や疑問
『図書』11月号で早稲田大学の毛利和子さんが「21世紀COEの苦しかった5年間」と言っている。毛利さんを代表に2002年に「現代アジア学の創生」で5年間のCOEを獲得した経験を述べている。結論として、「COE方式での資金の重点配分は沈潜した大学・研究のカンフル剤的機能をもつ。だが二回、三回とカンフル剤を打てば立派な体格ができるだろうか。そうではなかろう。日本の学問とその担い手を真に「グローバル」にする気なら、「新しい学」の振興をはかりたいなら、少なくとも30年先を見通し、体格造り、体力増強のための制度設計を落ち着いて行う必要がある。辛い仕事だが、研究者自身がそのプロセスに積極的に関わらなければならない。」としている。長期的見通しを堅持することが大切だろう。COEを募集している文部科学省の方針転換が望まれる。

長尾 眞さんのライフスタイル

2007-11-01 | 生活描写と読書・観劇等の文化
小さい雑誌では岩波の『図書』と学士会の『学士会会報』が来ると結構熱心に見、読む。先だって来た『図書』に元京大総長の長尾 眞さん(現・国会図書館長)の小文が載っており興味を引いた。長尾さんは京大工学部の情報工学分野の教授から、京大総長になった人だ。『図書』によると、「15歳の頃に自分を無にすることの大切さを自覚」「質素に生きる」「お金を貯めるくらいならそれを使って知識や経験を蓄積」「文章を書くにも今も鉛筆で手書き」「微々たることですが夏はなるべく冷房せず、勤め先でも二十八度以下に冷やさないように気をつける」「出来るだけタクシーに乗らない」「もちろん車は持っていません」「公共交通機関を利用する」「時間があれば歩いてゆく」というように環境保全、地球温暖化防止からは模範的ライフスタイルだ。個々人でこういうライフスタイルを追求していきたいものだ。私も「鉛筆で手書き」以外は、やっている。皆さんはどうですか。