西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

黒川紀章作「奈良コミュニティ住宅」の鳩公害

2007-11-06 | 住まい・建築と庭
亡くなった黒川紀章さんの作品で奈良にあるものに「写真美術館」そしてJR奈良駅の南にある市営住宅、通称「コミュニティ住宅」と言われるものがある。一度、ブログで話題にした。http://blog.goo.ne.jp/in0626/e/5d896beb6b7a55318c051901e7c0db13
この記事の写真が「コミュニティ住宅」だ。で、今朝の民放テレビで、この住棟での「鳩公害」のことをやっていた。写真の「裏側」は棟が鋭角的に広がっているが、ここは鳩が好きなようで集まってきて、バルコニー部に、軒下部に巣を作っているようだ。管理者の奈良市も大いに困っている。こういう「鳩公害」などは普通、予測できないものだが、しかしまあ建築設計にあたっては、日常起こることは当然として非日常で起こりうることをどれだけ多く予測し、事前に設計段階で対応を如何にするかで「智恵のある建築家」かどうかとなろう。あちらで黒川さんは「まあ平和の象徴だから鳩ぐらいいいではないか」言っているかもしれないが・・・。