京大の西山卯三、奈良女子大の扇田 信、名工大の服部千之先生の「思い出」を少しずつ語ってきたが、「それなら絹谷祐規(きぬたに・すけのり)先生はどうなんだ」、という声が自らの脳味噌の上から聞こえてきた。確かに、絹谷先生とは僅か2年半ほどの「付き合い」であり、上記の他の先生方と比べて短いのであるが、私としては、京大学部の3、4回生、同大学院のほぼ半年間の多感な頃の実質的な先生で、終生、心に残る先生の一人に違いないと思っている。私の大学院に入った1964年の9月に絹谷先生は留学先のオランダで客死された。誠に残念だった。
だから絹谷先生の思い出を語りつつ、先生の思想・理論の持つ現代にも到達している「大きさ」、「戦略性」についても語っていきたい。
絹谷先生は、西山先生の下の助教授であり、私が3回生の頃に大阪市大から京大に戻られた。(替わりに院生だった住田昌二先生が大阪市大に行かれた。)絹谷先生の「地域計画学」の講義は、本当に魅力的なものであり、私が最も熱心に「恋して」受講した講義とでも言え、その試験の成績も恐らく私が最高点の一人と自負している。それほど絹谷先生に向かって必死に勉強した記憶がある。
○「絹谷理論」に一寸でも関心がある人は、絹谷祐規著『生活・住宅・地域計画』(1965年8月18日刊、勁草書房、絶版)を図書館か古本で見ていただきたい。
だから絹谷先生の思い出を語りつつ、先生の思想・理論の持つ現代にも到達している「大きさ」、「戦略性」についても語っていきたい。
絹谷先生は、西山先生の下の助教授であり、私が3回生の頃に大阪市大から京大に戻られた。(替わりに院生だった住田昌二先生が大阪市大に行かれた。)絹谷先生の「地域計画学」の講義は、本当に魅力的なものであり、私が最も熱心に「恋して」受講した講義とでも言え、その試験の成績も恐らく私が最高点の一人と自負している。それほど絹谷先生に向かって必死に勉強した記憶がある。
○「絹谷理論」に一寸でも関心がある人は、絹谷祐規著『生活・住宅・地域計画』(1965年8月18日刊、勁草書房、絶版)を図書館か古本で見ていただきたい。
いて嬉しいです。伏見の造り酒屋出身ですがその地も売られてしまったようです。その本は持ってますので時間があれば読んで見ます。