西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

高槻市樫田(かしだ)の森林見学(4)ペレット工場

2005-10-12 | 2005年4月以降(平女、高槻、学研都市等)
ペレット(pellet)は元々「小弾丸」であるが、木質燃料に使われる時、次のようなことになる。ペレット・クラブのホーム・頁よりの引用。「木質ペレット燃料は、おが屑や鉋屑などの製材廃材や林地残材、古紙といった木質系の副産物、廃棄物を粉砕、圧縮し、成型した固形燃料のことです。長さは1~2cm、直径は6、8、10、12mmが一般的で、最大25mmまで製造することができます。家庭での利用に対しては、6mmのものが最良の燃焼状態を実現できるとしてスウェーデンで推奨されています。木材の成分であるリグニンを熱で融解し固着させることで成形しますので、バインダー(接合剤)の添加は一切必要ありません。」形が「小弾丸」に似ているのだ。高槻市の樫田地区にもあり、これは自治体では全国初の例と言う。スウェーデン等ではこれで発電しているが、日本では未だそこまでいかず、ボイラー、ストーブ燃料になっている。間伐材その他が、ここに持ち込まれている。
私は、間伐材等を砕き、乾かし、粉々にして、ペレットに成型する工程を見て、すごく大きなエネルギーを使っていると思った。そこで聞いた。「ペレットをつくるエネルギーよりペレットにより取り出されるエネルギーが大きくないと意味がないが、その点はどうなのか」と。答えは、まだきちんと実証されていないとのことだった。市議会でも質問されたようだ。早く「答え」を出して欲しい。スウェーデンで発電に使っているところをみると恐らくペレットはエネルギー「黒字」なのであろうが・・。

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