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西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

イサム・ノグチの幻の原爆慰霊碑、完成したモエレ沼公園

2005-12-25 | 住まい・建築と庭
今朝の「新日曜美術館」(NHKTV)で、イサム・ノグチの幻の原爆慰霊碑をやっていた。英語で言えば、An atom bomb memorial service monument by Isamu Noguchi as it might have been! とでも言えよう。この番組は7月24日に放映されたものの再放映のようだ。丹下健三に依頼されて作成した広島の原爆慰霊碑の計画は、こともあろうに岸田日出刀(東大の「ボス」教授、当時、丹下健三の上司)の反対(何で原爆を落としたアメリカ国籍の人間にやらせるのか)で没になった。このコンセプトを聞いて模型を見て共鳴するところがあった。地上は、後に丹下健三になる慰霊碑の「埴輪」型に近いイメージ(実際は丹下がノグチからイメージを受け取った)であるが、それが地下まで伸びて、光も地下に導く、その空間は狭くて茶室をイメージし、母親の子宮もイメージしたと言う。亡くなられた人々が地下で安らぎ、再生する、ということだ。実際に出来なかったのは残念だが、コンセプト、イメージは永遠に残るであろう。
又、イサム・ノグチの設計で23年かけて今年完成した札幌のモエレ沼公園も自然の大地に○□△を配合したもので、私の「理論」とも合致するところがある。一度見に行こう。(写真は幻の原爆慰霊碑地上部)

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