西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

生活環境学の本当の面白さ

2005-11-02 | 2005年4月以降(平女、高槻、学研都市等)
平安女学院大学・生活環境学部1、2回生の「アッセンブリー・アワー」で表題の「生活環境学の本当の面白さ」という話をした、クラス担任等の先生方も前にした「講義」なので緊張して、しかしリラックスもして話した。(1)君達は20歳位、人生90年と見立てた野球ゲームとすると、2回裏くらいであって、仮に友人に大學受験で2,3点リードされたとしても、「亀」の精神で9回まで戦えば、必ず逆転できる。私も6回表位なので、ゲームセットまでしっかり戦いたい。(2)幸い、生活環境学は、「楠木学問」で大器晩成型である。(3)住居学から見て生活学は「はひふへほ」学である。「は」はHouse、「ひ」はHistory、「ふ」はFamily、「へ」はHealthそして「ほ」はHomeである。HouseからHomeに至って生活は豊かになる。(4)環境は、「環(わ)」と「境(さかい)」の組み合わせによる段階構成である。(5)住居から、食物、被服、家族等をみると、住居は、それらの「舞台」というべきである。・・・私の住まい造りの経験も話した。「學問」という字の解題もした。わりと学生がシンとして聞いていたので少しは浸み込んだかな。後で若い先生方に聞いたら「楽しい話だった」と言われた。まあ最近は、講義でも「楽しい」とか「面白い」とかでなくては、静かに聴いてくれない時代と言える。毎回、工夫、苦労の連続だ。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿