西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

ベルヌーイの定理(教養の問題)

2006-06-07 | 住まい・建築と庭
ベルヌーイの定理は流体(空気や水)力学において、流線にそって、移動する流体の挙動を記述する式である。ダニエル・ベルヌーイ (Bernoulli 1700-1782) によって1783年に発表された。エネルギー保存の法則を定常流の流体の運動に適用したものである。
これを説明するのに、重い飛行機が何故浮かぶのか、野球のボールは何故カーブするのか等を利用するとわかりやすい・・これらは皆空気の流れに依存しているのだ。空気の流れが速い方に力が働くのである。これは建物に風が、特に台風などが襲うときに何故屋根が吹き上がるのかの説明に誘う。金沢出身、旧制四高から東大を出て東工大教授を勤めた建築家・谷口吉郎さんの学位論文は、デザインに関するものではなく、屋根に風が吹いたときの力の働き具合を明らかにしたものだった。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿