西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

和歌山県のアメリカ村

2006-05-31 | 奈良の思い出(助教授時代)
今夕『日経』大阪本社版の「夕悠関西」欄(13面)に掲載の和歌山県のアメリカ村とは、和歌山県美浜町の三尾地区のことである。JR紀勢線の御坊で降りてバスで西へ、日ノ御碕に行く途中にある。私が奈良女子大学に助教授で赴任した後、『朝日新聞』大阪本社と提携して「家庭欄」で「住まいの風土記」連載をしたい、と準備を始め、関西、四国地方を中心に取材した。その中にこの「アメリカ村」があり、私が取材した。結局、色々な事情で『朝日』連載は出来なかったが、自家版で『住まいの風土記』をまとめた。そこに私の執筆で「アメリカ村」も載っている。三尾地区にある記念碑に明治21年(1888年)に最初にカナダのバンクーバーに単身渡った大工・工野儀兵衛のことが書いてある。訪れたカナダ帰りの家に、木で作った腰掛式の「洋風トイレ」があったことを強く覚えている。

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