西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

ノルウエー報告(9)ノルウエー初訪問 

2005-09-25 | 訪問場所・調査地
今回のノルウエー訪問は、私の初訪問で僅か3泊、実質2日間、フィヨルド見学と第二都市のベルゲン見学をしたにすぎない。首都オスロは泊まっただけである。しかし、今回の旅は、次回はもっとゆっくりベルゲンは勿論オスロや北方の他都市・地域にも行ってみたい気持ちを起こさせた。後から分かったのだが、今年はノルウエー独立百周年の記念すべき年である。1905年にスウェーデン連合王国から分離独立した。立憲王国である。19世紀末に亡くなったスウェーデンのノーベル賞の父アルフレッド・ノーベルは遺言で平和賞選定のみ未だ独立していなかった「ノルウエー国会ノーベル委員会」による、とした。スウェーデン政府は当時公平に平和賞を選定できないとノーベルが判断したためではないか、と今回世話になった安達さんに聞いた。
 ノルウエーが独立に向かっていた19世紀末から20世紀にかけては国民文化も盛り上がり、劇作家のイプセン、作曲家のグリークそして画家のムンクなどを輩出している。人種は、ノルディック(北方人種)で金髪、碧眼、長身の白人が多い。宗教はルター福音派の新教が多い。人口は450万人ほどで農林漁業が主体だったが、資源を元に鉱工業も発達し、最近は北海油田に基づく石油関連産業も盛んである。今回は、音楽家のグリークの故郷のベルゲンで彼が最後を過ごした家に行った。その様子や安達さんに聞いた最近の国民生活については追々書いていきたい。

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