西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

最近、出版した地域居住関連の二冊のPR

2005-06-30 | 地域居住学
最近、地域居住関係で、二冊出版しました。

(1)『これからの郊外戸建住宅地』-「思い出し・思い入れ」から「つながり」へ、平城・相楽ニュータウンを事例にー(2005年5月6日、せせらぎ出版、定価1800円)
 この本は、前田真子さん(奈良女子大非常勤講師)との共著です。実は、私はこの3月まで奈良女子大学に勤めていたのですが、それまで10年間ほど(阪神・淡路大震災前後から)研究室で戸建て住宅地の問題を卒論や修士論文で取り上げてきました。ところが、私が大学の管理職の端くれになってしまい、調査研究の成果をまとめて、学会や社会に報告する機会がもてなかったのですが、助手をしてもらった前田真子さんと相談して3年間で二人でまとめたものです。調査対象として大学に近く、学生諸君がアプローチしやすく、かつ私自身が住んでいて土地勘もある平城・相楽ニュータウンを事例としています。とりあえずの中間報告です。今後も私自身、継続的事例研究で、づっと取り組んでいこうと思っています。(昔、ハムステッド田園郊外を歩いたとき、ここを計画したレイモンド・アンウィンの家があって「ブループラーク(青銘板)」がかかっていたことを、何故か思い出します)

(2)『地域居住とまちづくり』(2005年5月6日、せせらぎ出版、定価1800円)
これは私の「編」になるものです。私の研究室と中山徹先生の研究室は、卒業生を含み「地域居住懇話会」というゆるい組織をつくり、年1回の集まりと同人誌発行をしてきましたが、その10周年と私の退職を期に中山 徹先生や前田真子さんの世話で、関係者15人で書いた共著です。「地域居住とまちづくり」の現代的問題を、それぞれの持ち味を生かして論及しています。共著者は書いている順で、西村一朗、宮島朝子、斉藤功子、立松麻衣子、井上芳恵、久保妙子、姜 恵京、西 英子、辻本乃理子、井倉雅子、久保加津代、前田真子、阿波根あずさ、宮川智子、中山 徹です。
 以上は、直接「せせらぎ出版)http://www.seseragi-s.com で注文できると思いますが、私か各著者に言っていただくと、「著者割引」になると思います。宜しく。

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