今日、近江隆東北大学教授の定年退職記念冊子『空間の社会・建物の社会』を受け取った。今年3月に退職で私より「1年後輩」ということになる。彼は、東北大学建築学科の佐々木嘉彦先生の研究室の出身だ。この冊子をぱらぱらと読んで、彼が2年生の時に「建築学生会議」で京大にやってきて絹谷祐規助教授(当時)に話しかけられたことを知った。私も4回生で当時、京大にいたのだが会う機会がなかった。その後、「若手」研究者としての交流があった。農村のことを取り上げた学位論文を貰ったこともある。いつぞや教え子の結婚式で山陰に行ったとき、彼も参加していて(教え子が仙台に行って近江さんの世話になったようだ)偶然会って彼から「今、カヌーでの川くだりに熱中している」と聞いて「へー」と思ったものだ。私は彼は仙台と言う地の利を活かしてづっと農村計画の問題に取り組むのかな、と思っていたが、その後、仙台でも増えてきたマンションの問題に取り組んだようだ。彼の東北大先輩で、京大大学院では私と同期の梶浦恒男さんのマンション取り組みから影響を受けたかもしれない。今は又、農村、樹木保全等に関心が回帰してきたようだ。ゆっくりと駄弁りたいと思っている。
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